稼げる旅行ライターになるには?読まれる記事の書き方と報酬を徹底解説
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この記事の目次
旅行ライターは、国内・海外の名所など旅行に関する情報を、文章を使って紹介する仕事です。場所ごとの歴史や文化、グルメや体験アクティビティなどを取り上げ、読者が実際に足を運びたくなるような魅力を伝えたり、旅先でのガイドブック代わりになるような情報を提供します。
働き方が多様化し、自分の得意なことを仕事にするチャンスが増えています。
旅行が好き・様々な地域の魅力を伝えたい・文章を書くことが得意な方は、自分の強みを生かして目指してみませんか。
今回は、旅行系メディアのコンテンツ制作に豊富な実績とノウハウを持つUP SPICEが、旅行ライター(トラベルライター)になるために必要となるスキル、実際の働き方、気になる報酬などについて徹底解説します。
旅行ライターとして「稼げる」媒体を知りたい!
あなた自身が旅行をする時に情報はどうやって集めますか?調べる媒体こそが、旅行ライターとして活躍するチャンスのある媒体と言えます。ただし、媒体すべてが旅行ライターとして「稼げる」か?と言うとイコールではありません。
まずは、媒体ごとの特徴を確認し、「稼げるかどうか」をみておきましょう。
WEBメディア
出典:アンケート結果発表!令和世代の旅行は、Instagramが不可欠に?Stayway
宿泊予約サイト「Stayway」が実施した調査によると、旅行の計画時に参考にする情報源は、全年代においてWEBメディアが1位という結果が出ました。こうした需要の高まりに応じて旅行系WEBメディアは増え、その分ライターの活躍の場も広がっています。
魅力的なコンテンツでWEBメディアに集客し、そこから予約サイトに遷移させて収益につなげる旅行会社のプラットフォームも定番化していることから、ますます旅行ライターの必要性が増しています。
「ここで書いてみたい!」と思うWEBメディアがあれば、サイト内に求人情報が出ていないかをまずは確かめてみましょう。有名なWEBメディアの求人情報は不定期掲載であることが多いので、SNSも含めてこまめにチェックすることをお勧めします。
また自社のWEBメディアやホームページではなく、求人専門の外部サイトにのみ求人情報を掲載するWEBメディアもありますので、そちらも要確認です。
雑誌
同じく「Stayway」の調査によれば、年代が高くなるほど旅行計画時の情報源には旅行雑誌を利用しています。30代から40代の子育て世代や、お金に余裕のあるシニア富裕層向けの旅行記事を執筆できる、という方は、雑誌での執筆もおすすめです。かもしれません。ただ近年の出版業界の低迷に伴い、最近では旅行雑誌における求人募集数自体減少傾向にあります。※
旅行雑誌を発行している出版社のホームページや求人専門の外部サイトで求人情報を確認してみましょう。
※参考:出版関連業者の経営実態調査 帝国データバンク
ブログ
次にブログを活用した旅行記事をみてみましょう。無料で気軽に始められるものが多いので、「一度も旅行記事を書いたことがない」という初心者には、はじめの一歩としておすすめです。
ブログで稼ぐ場合、アフィリエイトを利用します。
アフィリエイトとは、自身のブログに広告主の広告バナー等を設置し、ブログ読者がその広告をクリックし広告主の定めた成果条件を満たした場合、ブログ運営者に報酬が支払われるしくみのことです。多くの人にブログを見てもらえれば、それだけ広告がクリックされる可能性も高まります。
稼げるようになるには時間がかかることや報酬が不確定なことはデメリットとして挙げられるでしょう。他方メリットもあり、コンテンツをコツコツ積み重ねていけば、それをポートフォリオ(作品集)として活用することができます。ライターの求人に応募する際、どんな文章が書けるかをチェックするためにポートフォリオの提出を求められることもあります。
旅行記事執筆の練習の場としてこうした媒体を活用するのもいいかもしれません。旅行ライターとしての実績に使うことができます。
SNS
若者層からの支持の多いSNSですが、旅行ライターとしてSNSを活用する場合は、ブログや自分の書いた記事の拡散に利用するのがおすすめです。
SNSのフォロワーを増やしインフルエンサーになれば、旅行会社の方から執筆を依頼されることもありますが、どれくらい時間がかかるかわからないうえ、不確実と言えるでしょう。
旅行ライターに必要な「稼ぐための」5つのスキル
稼ぎやすい媒体を押さえた上で、今度は旅行ライター(トラベルライター)が「稼ぐために」求められるスキルに焦点を当ててみます。WEBメディアの求人には「未経験OK」と書かれたものも多数ありますが、そういった案件は総じて報酬が安い傾向にあります。応募者にとっては、できれるだけたくさん稼ぎたいのが本音でしょう。そこで、「稼ぐために身につけておきたい旅行ライターとしてのスキル」をについて解説します。
読者の求めている情報が選べること
まずは、読者が必要としている情報が書けることが最も重要です。
そのためにはターゲットの設定が不可欠です。年代・性別・家族構成といったおおまかな属性だけでなく、ペルソナの設定まで行いましょう。
ペルソナ設定とは、個人の内面にまで踏み込んだ人物像設定をすることです。名前や年齢、家族構成、職業、趣味、生活スタイル、お金の使い道などを細かく設定することで、ターゲットの行動心理が「この人ならこんな時こう考えるだろう」と想定しやすくなります。
また、明確で信頼できる情報源に基づくことも重要です。どこかのサイトや本から勝手に引用してきたり、自分が体験したわけではないことをあたかも体験したかのように書くことは、読者の信頼を裏切る行為です。他のサイトや本の情報を引用する際には引用元をしっかり明記し、必要に応じて引用元に照会をかけましょう。
また、施設名や住所などの情報は正確であることが絶対条件です。
わかりやすい文章が書けること
旅行ライターとして稼ぐために必要なこと2つ目は、基本的なことですが、わかりやすく、かつ読者にストレスを与えない文章を書けることです。そのために意識すべきことの一例として以下のようなことが挙げられます。
- 難しすぎる表現は避ける。
- 文末表記の「です・ます」「~である」は統一する。
- 長すぎる文章は適度に切る。
- 適切に読点を打つ。
- 適切に改行をする。
- 文字ゆれが無いかチェックする。
- 誤字・脱字が無いかチェックする。
また、その文章はターゲットに合ったものかどうかも考えましょう。例えばシニア層向けの記事に若者言葉やフランクな言い回しを使用することは、読者のストレスになるだけでなく、媒体自体の雰囲気も壊してしまいます。依頼元から提供される、執筆レギュレーションに合致することが基本です。
SEO対策できること
SEO対策とは、Googleなどの検索エンジンでユーザーが検索したキーワードに対して、自社のサイトを上位表示させるための施策です。
前述の「Stayway」の調査によれば、旅行系WEBメディアを探す際、どの年代でも7割以上の人がGoogleを利用しています。
したがって、SEOを意識したライティングができることは、旅行ライターとして強みになります。
SEO対策には様々な手法がありますが、ライターにできることの一例に、以下のようなものがあります。
- タイトルや見出しに、キーワードを含める。
- タイトルの文字数が32文字以内に収める。
- 段落の最初の方に、その段落で言いたいことをまとめて書く。
こうしたテクニック的なことを押さえることも重要ですが、繰り返しになりますが「読者の求めている情報を、わかりやすく書く」ことがいちばんのSEO対策となります。
Googleなどの検索エンジン側の使命は、ユーザーが求めている情報を的確に提供することです。的を射た質の高い情報こそ読者が求めていることであり、同様に検索エンジン側の求めている情報であり、必然的に上位表示されるのがSEOの仕組みなのです。
取材ができること
旅行ライターとして稼ぐために、身につけたいスキルとして「取材」があります。
取材には、以下の3つのスキルが求められます。
コミュニケーション力
現地の人に直接話が聞けるコミュニケーション力が求められます。文化や立場などの違いを越えて、傾聴・質問する力が問われます。読者はどんな情報を求めているかをあらかじめ想定し、事前に質問を組み立てておくことが大切です。
段取り力
限られた旅行日数で確実に取材をしてくるためにはスケジュールを立て予定通りに動く段取り力が不可欠です。
臨機応変な対応力
土地勘のない旅行先ではとっさのハプニングがつきものです。想定通り進まない時や、また現地に行ったからこそ気付けた新しいテーマも効率よく記事内に取り入れる柔軟さがあると、より面白くリアル感のある記事に仕上がるでしょう。
取材の必要が無い旅行ライターの仕事もありますが、取材ができることで仕事の幅を広げることができるので、稼ぐことを目指したい場合は検討すべきでしょう。
写真が撮れること
必須ではありませんが、旅行ライターとしてより「稼ぐため」には、カメラマンとして撮影の仕事ができると強みになるでしょう。
旅行ライター(トラベルライター)の働き方は2通り
旅行ライターとしての働き方に注目してみましょう。主に2種類あります。
外部ライター
依頼元の企業と業務委託契約を結んで執筆するフリーランスの外部ライターがあります。在宅ワークの案件が比較的多く、時間の自由が利くというメリットが特徴でしょう。副業として、子育ての合間に、など柔軟な働き方ができるだけでなく、多くの媒体をかけもちして働くこともできる自由度の高さが魅力です。
報酬は記事単位で支払われることが多いです。。自分のがんばりが報酬に直結するためやりがいが感じられる一方、執筆できなくなった場合にはもちろん無報酬となるため、働き方としては不安定と言えるでしょう。
内部ライター
媒体を運営する企業などと雇用契約等を結び、正社員、アルバイトとして執筆する内部ライターとしての道もあります。報酬は月収や時給で支払われるため、外部ライターに比べれば働き方は安定しているといえるでしょう。
多くの場合、編集や校正・校閲などディレクション業務ができる人がこうした働き方をすることが多く、執筆メインのライターは外部ライターとして働くのが一般的です。
気になる!旅行ライターの報酬体系(外部ライターの場合)
旅行ライターの報酬体系は主に2つあります。内部ライターは所属先の企業によって報酬体系が決まるため、ここでは外部ライターについて紹介します。
固定報酬
1記事あたり3,000円、あるいは1文字1円など、単価が決まっている報酬体系です。この報酬体系の場合、書類選考やポートフォリオの確認、面接を経て業務委託契約を結ぶことが多いため、必然的に質の高いライターがこうした報酬体系で働くことになります。
ライター側のメリットは、報酬が決まっているので安心して執筆できることです。
記事を依頼する側のメリットとしては、良質な記事を期待できることです。SEO対策や画像の提供もライターにまるごと依頼することができれば、やりとりの工数を削減でき時間短縮・コスト削減にもつながります。
出来高
WEBメディアで見られる報酬体系で、アクセス数に応じて報酬が決まるものです。個人が自由に投稿を寄せる形式の媒体はこの体系をとることが多いと言えます。固定報酬に加え、アクセス数が多ければその分を上乗せする形での出来高制をとる企業もあります。
ライター側のメリットとしては、未経験でも挑戦できるため実績の無い人でも始めやすいことです。また実力のある人なら、固定報酬制よりも多く稼げるチャンスがあります。
記事を依頼する側のメリットとしては、記事の量産が可能なことです。立ち上げ間もない旅行系WEBメディアやコンテンツ量をとにかく増やしたい場合に向いていると言えるでしょう。
両方とも、取材が必要な場合には取材費が支払われることもあります。
執筆料の相場はいくら?
固定報酬の場合、執筆料の相場は1文字1円といったところでしょう。
文字数の多い記事を量産できるようになれば報酬は上がり、またアクセス数が稼げ読了率の高い記事になれば、文字単価が上がるだけでなく、ゆくゆくは指名で仕事がもらえる可能性もあります。初めの単価は安くても、将来を見据えてコツコツ書き続けることこそが、結果、旅行ライターとして報酬アップへの近道になることでしょう。
執筆の流れ
ここでは一般的な執筆の流れについて紹介します。この流れ全体がライター個人で完結する場合もあれば、ライターは執筆のみを請け負い、あとは依頼する側が担当するなど、いろいろな形態があります。
企画
まずは記事に何を書くのかを決めます。どのような媒体でも、その文章を読んでもらうことで達成したい目標があるはずです。WEBメディアであれば認知度を上げる、予約サイトに誘導するなどでしょうし、雑誌であれば実際に行ってみたいと思わせるような魅力が伝わることでしょう。そういった目標を達成するためのテーマやターゲットを設定します。
取材・調査
テーマやターゲットが決まったら取材や調査をし、どのようなコンテンツにするかネタ集めをします。テーマやターゲットに響く内容に沿った取材・調査が原則ですが、現地に足を運ぶことで見つかる新しい視点や調べてみて初めてわかることもあるでしょう。多方向にアンテナを張って進めます。
WEBメディアの場合、どのようなキーワードがよく検索されているかを、Googleキーワードプランナー等のツールを使って調べます。Googleでよく検索されるキーワードや一緒に検索される共起語がわかれば、そうしたキーワードを文章に盛り込むことでよりSEO対策を強化することができます。
構成案作成
取材・調査で得たネタを元にタイトルや見出しを決め、どのような情報を載せていくのかの骨組みを立てていきます。WEBメディアの場合は、キーワードを盛り込んだタイトルや見出しにしていきます。
構成案作成時に意識しておきたいのは、この記事によってターゲットが知りたい情報や解決したい問題が解決できるか、という視点です。自分の書きたいことを書くのではなく、あくまでも読者が知りたいことに注目し、読者のニーズに刺さる記事にすることを念頭におきましょう。
執筆、画像挿入
作成した構成案に基づき、執筆していきます。ライターに求められるのは、わかりやすくストレスのない文章です。一度書き上げた文章は何度も推敲を重ねます。施設名や営業時間の店舗情報などに誤表記が無いかも必ず確認しましょう。また、その情報はいつ時点のものなのかを明記することも必要です。
文章のみだと読みにくさを感じる場合もあるため、現地の様子が想像できるような画像も、文章内に適切に配置しより現地の雰囲気や空気感が伝わるように工夫します。
校正
文字ゆれや、表記の統一、誤表記など無いか、最終チェックをします。特に、旅行先の施設情報(営業時間・住所・価格など)は、間違いがないか慎重に確認します。
記事公開
構成後、URLを付与して記事を公開します。公開した記事は、SNSを使って拡散することも可能です。
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