コンテンツマーケティング運用者は必見。そのメディアはSWOT分析していますか?
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コンテンツマーケティングにおいて一番大切なのは、言うまでもなくコンテンツのクオリティです。では、クオリティを上げるにはどうすれば良いでしょうか。提供するサービス・製品を隅々まで理解し、買う人のニーズに合わせたプロモーションをすることに尽きるでしょう。
この記事の目次
コンテンツマーケティングにおいて一番大切なのは、言うまでもなくコンテンツのクオリティです。では、クオリティを上げるにはどうすれば良いでしょうか。提供するサービス・製品を隅々まで理解し、買う人のニーズに合わせたプロモーションをすることに尽きるでしょう。
ここでは、最初のステップである「サービス・製品を理解する」ためのメソッドとしてSWOT分析をご紹介します。適切に運用することで、コンテンツが最適化され、「バズる」ポイントが明らかになります。マネタイズの第一歩として、ここは時間をかけて損はありません。
SWOT分析で現状を俯瞰する
SWOT分析とは、テーマにしたものごとの特徴を、4つのカテゴリーに分類する手法です。これを行うことにより商品の強みや、他にないユニークさを把握できます。マーケティングの切り口が斬新で洗練されたものになります。
SWOT分析の4つのカテゴリーは以下のとおり。
S:強み(Strangths)
W:弱み(Weakness)
O:機会(Opportunities)
T:脅威(Threats)
項目ひとつずつがどんな内容か確認しておきましょう。
S:強み(Strangths)とは
競合商品と比べて良いところをリストアップしていく場所です。価格、スピード、クオリティ、デザイン性など、他に比べて突出した部分を探しましょう。
W:弱み(Weakness)とは
「強み」と合わせ鏡のような関係性です。競合商品と比べて弱い部分をリストアップしていきましょう。
O:機会(Opportunities)とは
商品自体の事ではなく、世間のトレンドの中で、商品が有利になるチャンスがないか探してみましょう。ニュースで取り上げられたネタや、SNSで流行っている投稿と、テーマにした商品に関連性があるか考えてみましょう。相性の良いマーケット方法があればそれも書きましょう。
T:脅威(Threats)とは
「機会」の裏返しの部分です。リコールやクレーム、事件との関連性など、世間の話題とのネガティブな結びつきについてリストアップしましょう。避けた方が良いマーケティング手法があったら書いておきましょう。
スムーズにSWOT分析するための手順
SWOT分析とは何かが分かったところで、実際の手順について見ていきましょう。
1. SWOT分析の目的を、明確に決定する
まず分析に取り掛かる前に、何をSWOT分析によって明らかにしたいのか、どのような利益を得たいのかを明確にします。
コンテンツマーケティングの場合、「特定の商品やサービスなどを売る」という目的が大半かもしれません。このように分析対象の商品は明確に決めます。例えば、漠然と「手帳」ではなく、メーカー、サイズ、内容などを特定し、具体的な商品を1つ取り上げるようにします。
2. 目的に対して、仮設を立てる
分析をする前に、商品のどんな所が魅力的か、どこに目をつけると読む人に楽しんでもらえるのか想像してみましょう。
これは難しく考えずに、商品を見て良いと感じた部分にアタリを付ける感覚で問題ありません。その商品についてのすべてを書き出していると、かえって分析にまとまりがなくなったり、膨大な時間がかかったりします。最初の時点で大体の方向性を決めておくとスムーズです。
3. 外的要因(機会・脅威)についてアウトプットする
ここからSWOT分析の表に取り組んでいきます。まずは外的要因から思いつくことを埋めていきます。外的要因の一部である競合商品と比べた時に、内的要因である強み・弱みが明らかになります。分析したい商品をとりまく状況から把握するのがSWOT分析をすすめる近道です。
先にご説明したとおり、「機会」「脅威」は、トレンドが商品に良い影響を与えるのか否かのジャッジです。
手帳を例にすれば、手帳は年末と3月に多く売れるはずです。コンテンツの発表が売れ行きの良い時期と重なっていれば、それは「機会」となります。SNSで方眼ノートがバズっている場合、手帳のデザインが方眼であれば「機会」が訪れていると見ることができます。
一方、非常に似通ったデザインの手帳が、大きなメーカーから発売されて広告が盛んに行われている場合、これは「脅威」です。また、最近は無料アプリでスケジュール管理が出来るものもありますので、スマホアプリも「脅威」となり得ます。
このように、商品にとって、向かい風・追い風のどちらが吹いているのかを思いつく限り書き出していきましょう。
4. 内的要因(強み・弱み)についてアウトプットする
次に、外的要因を踏まえて、内的要因を洗い出します。この商品は他の商品と比べてどんな所が突出して良いのか、また、競合に負けている部分はどこなのか考えていきます。
手帳の例で考えてみましょう。自社の手帳が、横長見開きでのガントチャートというユニークな特徴を持っている場合、そこを全面に押し出すことによって個性化が図れる「強み」となるでしょう。一方、ユニークなデザインは、保守的な手帳の使い方をしている層には受け入れがたいかもしれません。その場合は「弱み」となり得ます。このように、「強み」か「弱み」かを見分けるのが難しい内容も出てきます。そのときは「2.目的に対して、仮設を立てる」で決めた基準が助けになります。また、「強み」か「弱み」かをジャッジしていく中で、今まで気づいていなかった商品の新しい特徴を見つけることも出来ます。
5. どのカテゴリーにも属さない意見も残しておく
商品の特徴が、4つのカテゴリーのうちのどれに当てはまるのか分からない場合も出てくると思います。その場合は、欄外にその意見を書き残しておきましょう。後からどこに入るか分かることもありますし、振り返り時にヒントになる可能性もあります。
表の内容を精査することで「バズる」ポイントが見えてくる
SWOT分析を本当に活かすにはここからが大切です。表を使って商品の現状を俯瞰し、方向性を決定づけましょう。
違うカテゴリーに入っている特徴同士を突き合わせる
商品の「強み」が、「機会」のトレンドに合致するかチェックしていきましょう。この2つが組み合わさる商品特徴があれば、マーケティングしやすいポイントとなります。逆に、「弱み」と「脅威」の組み合わせも見逃せません。見せ方によっては商品を他と差異化できる可能性を秘めています。
手帳の例で言うと、横長に長期間を見渡せる変わった自社製品の形は保守的な層からみれば「弱み」と映るかもしれませんが、「脅威」となるスマホアプリでは、画面のサイズ上、数ヶ月分を俯瞰するという横長のスケジュール確認は不可能なため。この違いを押し出していけば、「中長期を確認できるのは自社の手帳だけ」といった形で他社の魅力を抑え込めるかもしれません。
他にも、「強み」と「脅威」、「弱み」と「機会」の組み合わせで、良いアイディアが出てこないか、出来る限りの組み合わせを試してみましょう。
第三者の意見で新しい可能性が見えてくる
SWOT分析を作成したけれども、方向性が見えてこない。そんな時は、第三者の意見を取り入れてみましょう。自分とは違う目線を取り入れることによって、商品の新しい切り口を発見することがあります。
おまけ スマホアプリでできるSWOT分析
最後に、SWOT分析ができるスマホアプリをご紹介します。ここまでの内容を参考に、メディアのマネタイズに向けて、今すぐ実践的な一歩を踏み出しましょう。
「iFramework」
https://itunes.apple.com/jp/app/id504512011
「SWOT Canvas」
https://itunes.apple.com/jp/app/swot-canvas/id1104148452?mt=8
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