サジェストキーワードとは?記事制作の活用方法と便利なツール6選
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「コンテンツの質を高めたいが方法がわからない」「自社のコンテンツに何か足りない気がする」とお悩みではありませんか。
サジェストキーワードを活用してコンテンツを作成すれば、コンテンツの質を高めながら、ユーザーの検索意図に沿ったコンテンツを提供できるようになります。
この記事では、サジェストキーワードの意味や活用方法、調べ方をお伝えしながら、サジェストキーワードを抽出するためのおすすめツールなどをご紹介していきます。
この記事の目次
サジェストキーワードとは
サジェストキーワードとは、Googleの検索窓にキーワードを入力した際に自動で表示される候補キーワードを指します。
たとえば、「サジェストキーワード」とGoogleで検索すると、その後ろに「調べ方」「無料」「とは」「ツール」と自動的に表示されます。これらのキーワードがサジェストキーワードです。
サジェストキーワードの機能は、Googleなどの検索エンジンのほか、YouTubeやAmazonでも導入されています。
サジェストキーワードでユーザーのニーズがわかる
サジェストキーワードは、多くのユーザーが検索した頻度や話題性などから蓄積された検索結果のため、ユーザーのニーズが隠れています。
たとえば、「誕生日」で実際に検索してみると、「ポストカード」「プレゼント」「ケーキ」といったサジェストキーワードが表示されています。
これらのサジェストキーワードはユーザーが「誕生日」というキーワードと合わせて特に検索していることを意味します。
そのため、元キーワードから想像して作ったキーワードでコンテンツを作るより、サジェストキーワードを参考にコンテンツを作った方が効率よくユーザーのニーズを満たすことができます。
誕生日についてコンテンツを作る際、人気のポストカードを紹介したり、喜ばれるプレゼントの選び方なども合わせて記載するとユーザーから喜ばれるでしょう。
なお、サジェストキーワードは、ユーザーの過去の検索やユーザーが検索した場所が反映されて表示される仕組みです。
仮に東京都港区に住んでいるユーザーが「歯医者」と検索すると、港区付近の歯科医院が検索結果に表示されています。こうしたユーザー固有の情報を検索結果に反映する機能を「パーソナライズド検索」と呼んでいます。
そのため、実際には今検索している人の検索場所や使用言語が反映されているため、正確なユーザーの悩みを把握するにはシークレットウィンドウにする必要があります。
シークレットウィンドウは、検索画面右上の縦に並んだ3点をクリックし、「新しいシークレットウィンドウ」をクリックすれば立ち上がります。シークレットウィンドウに改めてキーワードを入力し、サジェストキーワードを調査しましょう。
サジェストキーワードがユーザーの悩みの全てではない
サジェストキーワードはユーザーのニーズが隠れているとお伝えしましたが、サジェストキーワードだけがユーザーの悩みの全てではないことも理解しておきましょう。
ユーザーの悩みや検索意図をコンテンツ化するには、ユーザーに悩みを直接ヒアリングするのがもっとも有用なのですが、膨大な手間と時間がかかるため現実的ではありません。
そこでサジェストキーワードを使ってユーザーの悩みを簡単に把握しながら、コンテンツ化していくのです。しかしサジェストキーワードだけでは、実際にはまだユーザーの本当の悩みは表面化されていません。
たとえば、Yahoo!知恵袋や教えて!gooなどには、ユーザーの深い悩みが投稿されています。これは検索エンジンで検索し、サイトを訪問してもユーザーが期待する答えがなかったため、こうしたQ&Aサービスを利用して悩みを解決しようとしているのです。
そのためユーザーの悩みを理解し、コンテンツとして提供するためには、Yahoo!知恵袋や発言小町などのQ&Aサイトをチェックする必要があるといえます。
SEOの観点からも網羅性は重要ですので、サジェストキーワードと合わせて、Q&Aサイトもチェックしましょう。
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サジェストキーワードの活用方法
コンテンツを上位表示させるためには、サジェストキーワードを利用したコンテンツの作成が重要です。ここではサジェストキーワードの活用方法を3つご紹介します。
キーワード選定
サジェストキーワードはコンテンツを作成する際のキーワード選定として活用できます。前述したとおり、サジェストキーワードはユーザーが過去に検索していた言葉です。そのため、今後も多くのユーザーが関心を持つ可能性があると判断できます。
現在のGoogleアルゴリズムでは、ユーザーにとって有益なコンテンツが検索上位に表示される仕組みになっています。そのため、ユーザーの検索意図を反映したサジェストキーワードを使えば上位表示やアクセス数、コンバージョン率アップが期待できるでしょう。
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コンテンツ制作
ユーザーの関心度が高いサジェストキーワードは、コンテンツ制作にも活用できます。見出しを作成する際にサジェストキーワードを見出しに盛り込むと、ユーザーの検索意図に答えられるコンテンツが作成できます。
ただし、元のキーワードと関連があるからといって、サジェストキーワードをすべて詰め込めばいいというわけではありません。あくまでも関連性が高く、ユーザーの検索意図に答える形でコンテンツが作成できるよう精査する必要があります。
記事のリライト
サジェストキーワードは記事のリライト時にも活用できます。サジェストキーワードは固定されたキーワードではなく、トレンド要素や時期によって日々変化しています。
たとえば、「高校野球」と検索すると、今季開催される試合の日程や、注目選手の名前がサジェストキーワードにあがっています。こうした最新のサジェストキーワードを既存のコンテンツに取り入れると、新たなユーザーの流入が期待できます。
Googleは情報の鮮度も見ているため、コンテンツに記載されている古い情報より、新しい情報の方がSEOの観点から見ても効果的だといえます。
時間の経過とともにコンテンツに記載されている情報が古くなっている場合、検索順位が下がってしまうことがあります。その場合は元キーワードで改めて検索し、サジェストキーワードを洗い出してコンテンツをリライトしましょう。
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サジェストキーワードの調べ方
サジェストキーワードは、Googleで調べる方法とツールを使う方法があります。
Googleで調べる
Googleの検索窓に直接キーワードを入力し、サジェストキーワードを調べる方法です。パーソナライズド検索によって、自身の過去の検索が影響することもあります。パーソナライズド検索を無効にするには、前述したとおり、シークレットウィンドウを開いて元キーワードを入力しましょう。
なお、Googleの検索窓で調べる方法は、1しかサジェストキーワードが表示されません。それ以上のサジェストキーワードが見たい場合はツールを使う必要があります。
ツールを使う
サジェストキーワードを調べるための専用のツールがいくつか用意されています。無料のもの、有料のものなどがありますが、ブラウザ上で利用できる場合も多く、それぞれに特色があります。自社の使いやすいツールを使い分けましょう。
おすすめのサジェストツール厳選6つ
ここからはサジェストキーワードを調べるおすすめのツールを厳選して6つご紹介します。
ラッコキーワード
ラッコキーワードは、ラッコ株式会社が運営している無料のキーワードリサーチツールです。Googleサジェストのほか、Bingサジェスト、YouTubeサジェストなどのサジェストも抽出可能です。調査結果はアルファベット順、五十音順に表示されているため、非常に見やすく、効率的にサジェストキーワードを入手できます。
また、Yahoo!知恵袋や教えて!gooといったQ&Aサイトの質問も閲覧できます。実際にYahoo!知恵袋で検索しても同じような調査結果を得られますが、手間と時間がかかります。ラッコキーワードを使えば、一括して検索してくれるため効率的にキーワード選定ができ、コンテンツ制作が進められます。
さらに、Googleトレンドや共起語なども見られるので、詳細な関連情報も簡単に取得できます。
なお、ゲスト検索はサイト安定のため1日5回までしかできませんが、新規登録すると制限なく利用できます。
OMUSUBI(おむすび)
OMUSUBIは、サジェストキーワードがマップ化される無料のツールです。視覚的に見やすく、サジェストキーワードのつながりや、その先の関連ワードまで一度に見えるため、サジェストキーワードの深掘りが可能です。
たとえば、「手土産」と入力すると、「おしゃれ」「高級」「大阪」「渡し方」などのサジェストキーワードができます。さらに「おしゃれ」なら「日持ち」「甘くない」といった関連キーワードまで表示されます。OMUSUBIを利用すると、より深い検索意図を知ることができます。
http://omusubisuggest.appspot.com/
keysearch Beta
keysearch Betaは、OMUSUBI同様、サジェストキーワードをマップ化してくれる無料のツールです。OMUSUBIが放射線状にキーワードが広がるのに対し、keysearch Betaはそれぞれのキーワードが見えやすいよう横や縦につながって表示されます。
keysearch Betaは日本のほか、アメリカや台湾、タイ、インドネシアでのGoogleでの検索も可能です。
不要なサジェストキーワードは削除できるため、WEB上でキーワードの整理が可能です。また、検索結果はCSVやSVGでの保存ができます。
https://kitsune-room.com/tools/keysearch/
KOUHO.JP
KOUHO.JPはGoogleのほか、Amazonサジェスト、楽天サジェスト、Bingサジェスト、はてな連想語、Yahoo!知恵袋、Twitter共起語などが分析できる無料のキーワードツールです。
キーワードを入力すると、サジェストキーワードが五十音順、アルファベット順に表示されます。重複を削除した全キーワードリストもワンクリックでコピーできます。
無料のユーザー登録をすると検索履歴を30件保存できるようになるため、過去の検索結果と現在の結果の比較が可能になります。
Ubersuggest(ウーバーサジェスト)
Ubersuggestは、キーワードを入力するだけでキーワードを細かく分析できるツールです。
サジェストキーワードだけではなく、そのサジェストキーワードの検索ボリュームやCPC(Google広告のクリック単位)、SEO難易度まで見ることができます。
Ubersuggestは、そのキーワードで検索順位のトップ10入りするために必要な情報まで教えてくれるので、コンテンツ作りに役立ちます。
ただし、無料での利用は回数制限があるため、より幅広く使うには月額3,000円ほど毎月課金する必要があります。
https://neilpatel.com/jp/ubersuggest/
Googleキーワードプランナー
Googleキーワードプランナーは、Googleが無料で提供しているキーワード検索ツールです。Google広告を出稿するために使われますが、サジェストキーワードの調査にも活用できます。
元キーワードを入力すると、新しいキーワードを調べられるほか、過去の検索頻度や検索ボリュームの推移が確認できます。キーワードのなかには、ほとんど検索されないものもあります。検索されないキーワードでコンテンツを制作しても、サイトへの流入が見込めないため、検索ボリュームを調べておくと無駄な作業を省略することができます。
とはいえ、キーワードは日々変化しているため、現在は検索ボリュームが少ないキーワードであっても、今後は検索ボリュームが増える可能性もあります。そのため、ある時点での検索ボリュームだけでなく、キーワードの推移を見ながらコンテンツを作ることが重要です。
また、Googleキーワードプランナーは、関連するキーワードや、キーワードに対する競合性も知ることができるため、キーワード選定において重要なツールといえます。
しかし無料での利用は、月間平均検索ボリュームがざっくりとした数字でしか表示されません。たとえば、本来25,000ある検索ボリュームが、無料では「1万~10万」と表示されます。Google広告を出稿すると、検索ボリュームが実数で表示されます。キーワード選定する際には、必ずGoogleキーワードプランナーで検索ボリュームを調べておきましょう。
https://ads.google.com/intl/ja_jp/home/tools/keyword-planner/
サジェストキーワードのまとめ
SEO対策では、サジェストキーワードを活用してユーザーの検索意図を把握し、コンテンツを提供していくことが重要です。
サジェストキーワードはトレンド要素や時期によって日々変化しています。検索順位が下がってしまった場合は、元キーワードで改めて検索してサジェストキーワードを洗い出し、リライト作業を行うと効果的です。サジェストキーワードの洗い出しには、ご紹介してきたようなツールを使うと作業効率が高まりますのでぜひ活用しましょう。
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