SEOで失敗する理由9選!上位表示するための施策も解説!
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自社サイトを運営しているけれど、「どうも思ったほどアクセスが伸びない」「上位表示できていない…」と悩むWEB担当者は多いのではないでしょうか。
サイトを運営するうえで、必須なのがSEO対策です。SEO対策をしていないサイトは上位表示できず、アクセスを集められません。
施策したSEOがすべて成功するとも限らず、間違ったSEOをしている可能性もあります。ユーザーにとって有益なコンテンツを提供していても、ユーザーに届かなければ意味がありません。そうならないためにも、SEOで失敗する理由を知って対策を講じましょう。
この記事の目次
SEO対策が失敗する9の原因と対策
自社サイトにSEO対策をしているつもりでも、自社にSEOに関する知見を持つ社員がいなければ、間違った対策をしている可能性もあります。
ここではよくありがちなSEOの失敗と、その対策を9つ取り上げてご紹介していきます。現在の自社サイトのSEO対策と照らし合わせて確認してみましょう。
原因1:そもそも競合が強すぎる
SEOでは、そもそも競合が強すぎて勝てない場合があります。たとえば美容院の経営者が「美容室」というビッグキーワードで戦いを挑んでいるケースです。
実際に「美容室」で検索してみると、大手のビューティーサロン検索・予約サイトが軒を連ねています。個人の美容室が「美容室」というビッグキーワードで検索1位に表示させるのは至難の業であるのがわかります。
対策として勝てるキーワードで勝負するという戦略が挙げられます。
「美容室」というビッグキーワードで勝負するのではなく、できるだけ検索ボリュームの小さなキーワード(ロングテールキーワード)で勝負しましょう。たとえば、「美容室 地域名」「枝毛 お手入れ」といった検索意図がわかりやすいキーワードを選択してコンテンツを制作するのが良いです。
検索ボリュームが小さくても、上位表示できれば集客の見込みがあります。
また、何十年も運用してきたドメインパワーが強いサイトや被リンクの数が多いサイトも強い競合といえます。上位表示を狙うには競合サイトの強さを知り、勝てるキーワードで勝負しましょう。
原因2:ターゲットが明確になっていない
WEB上には自社サービスのメリットばかりを詰め込み、だれに向けて書かれているのかがまったくわからないコンテンツが散見されます。
たとえば、「SEO やり方」と検索したユーザーが、SEO会社のスペックや問い合わせ先の記載しかないコンテンツを見た場合、ユーザーは「検索ニーズにマッチしていない」と判断するでしょう。ユーザーは、自分の悩みを解決してくれそうにないコンテンツからはすぐに離脱してしまうのです。
対策は対策キーワードを整理する方法が挙げられます。
コンテンツを制作するときに対策キーワードを整理し、どんな人に自社サイトを訪問して欲しいのか、ユーザーにはどんな悩みがあるのか、どうすればその悩みを解決できるのかを考慮しましょう。
コンテンツ制作に有効なのがペルソナ設定です。ペルソナを設定すると、ユーザーが解決したい悩みや問題が浮き彫りになります。
ペルソナは、ユーザーの表情がわかるまで詳細に設定していきます。たとえば、住所、名前、年齢、勤務先、趣味、悩みなどです。
ペルソナの設定により対策キーワードを整理できるので、ユーザーがどのような悩みを抱えて検索したのかイメージしながらコンテンツを制作できます。
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原因3:ユーザーニーズの網羅性が不足している
あるキーワードで検索したユーザーの悩みを解決できるコンテンツが不足しているのも、SEOにおいて失敗といえるでしょう。たとえば、「プロテインドリンク 選び方」で検索するユーザーは、プロテインドリンクの選び方のほかにも、効率的に痩せる方法や運動方法といった幅広い情報を求めていると推測できます。
対策として上位表示しているサイトを参考にし、自社コンテンツに足りない要素を追加する方法が挙げられます。
コンテンツを制作する際に、対策キーワードで上位表示しているサイトを参考にし、自社で提供している情報が不足していないかを確認しましょう。
先ほどの「プロテインドリンク 選び方」のキーワードの場合、プロテインドリンクの選び方の他にも、上位表示しているサイトにはあり、自社サイトにはない情報がないかを確認します。それが「効率的な運動方法」だった場合は、効率的な運動方法を記載してコンテンツの充実を図りましょう。
また、キーワードからユーザーの悩みに対して適切にアプローチできているかを判断し、自社サイトならではのオリジナルな価値を提供していくことも大切です。
原因4:コンテンツの質が低い
キーワード選定がうまくできても、コンテンツの質が低ければ上位表示することは難しいといえます。コンテンツの質が低いとは、検索意図に対する答えが書かれていなかったり、内容が不十分だったりすることです。ユーザーのニーズに応えていないケースが多いため、Googleからの評価も低くなってしまいます。
対策としてユーザーの知りたい答えはコンテンツを通して適切に伝える必要があります。
検索意図を把握して網羅的に内容を解説していきながら、自社オリジナルのコンテンツを追加していきましょう。
オリジナルのコンテンツでE-A-T(専門性・権威性・信頼性)を意識し、どんな人が情報を発信しているのかを明確にしていくことも重要です。
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原因5:SEO対策ができていない
WEBサイトに適切なSEO対策ができていない場合も上位表示は難しいといえます。たとえば、モバイルフレンドリーに対応できていなかったり、関連するページ同士が内部リンクで結ばれていなかったり、見出しタグが適切に使われていなかったりするケースです。
対策としてユーザーの利便性を考えたサイトに修正する方法が挙げられます。
サイトのSEO対策の一環として、ユーザーの利便性を考えたサイトに修正するのも有効です。大規模なリニューアルでなくても、ユーザビリティーが高くなるよう記事設計を見直すなどページごとに対策を講じていきましょう。
上記の問題解決以外にも、タイトルやディスクリプション、見出しが適切か、コンテンツの量は適切かといった内部対策も有効です。また、多くのユーザーが思わず共有したいと思われるようなコンテンツ作りを心がけると、自然な被リンクを獲得できる外部対策にもつながります。
原因6:Googleのガイドラインに準拠していない
Googleのガイドラインに準拠していないページは、検索順位の下落や検索結果からの削除といったペナルティを受けることがあります。Googleのアルゴリズムは年々進化していますので、かつては通用していた手法でも、今ではペナルティの対象となるケースもあります。
対策としてGoogleのガイドラインを読み、自社サイトやコンテンツに違反している内容があれば改善をする方法が挙げられます。
Googleはサイトに対して、ユーザーのニーズにマッチしていることが最も重要だと言及しています。コンテンツを作る目的を決め、ユーザーがページに訪れたときにどのような状態になっていて欲しいのかといった目的を決めてコンテンツを作っていくと、ユーザーのニーズにマッチしたコンテンツが作成できます。
Googleのガイドラインにはこうした内容がすべて書かれているため、最低限読んでおくべきと言えるでしょう。SEOで失敗しないためにも、日々変化するアルゴリズムに沿ったコンテンツ作りが重要です。
原因7:重複コンテンツがある
サイト内に同じような内容のコンテンツがあると検索順位が下がったり、正しく評価されなかったりします。この状況を「カニバリゼーション」と呼び、重複している記事同士で評価が分散されてしまい、上位表示が難しくなってしまいます。
ほかにも、ECサイトによくありがちなのがサイズ違いや色違い、あるいは都道府県名だけが異なるだけで、その他の内容はほぼ同一といったケースです。
対策として重複したコンテンツを削除したり、統合したりする方法が挙げられます。
ほぼ同一の内容のページは、不要であれば削除するのがもっとも手早い対策です。どうしても削除できない場合は、ページの統合を行ったりcanonicalタグを使ったりしましょう。
記事の統合とは、統合される記事のURLを統合先のURLに301リダイレクトをかけ、Googleに記事を統合したことをGoogleに伝えます。このような対策を講じて、同一ドメイン内にコンテンツの重複がないか今一度確認しましょう。
原因8:順位管理を怠っている
ページの順位管理を怠ると順位が下がっていることに気づかないため、効果的にSEO対策ができず、結果的にSEOの失敗を招きます。
対策として適切な順位管理を行い検索順位が芳しくない記事を改善する方法が挙げられます。
各社からリリースされている順位チェックツールを使って各ページの検索順位を確認し、順位が下がっている、順位が上がらないページの改善を行いましょう。順位チェックツールは無料のものや有料のものまでありますので、自社で使いやすいものを導入しましょう。
原因9:粗悪なSEO会社に丸投げしている
SEO施策のすべてを粗悪な業者に丸投げしているケースも失敗する可能性が高くなります。特に強引な営業を仕掛けてきたり、外部リンク対策を中心としたプランを提案してきたり、低品質なコンテンツを量産したりする業者には注意が必要です。
対策として評判や得意ジャンル、どんなライターが在籍しているかの確認をし、適切なSEO会社を選定する方法が挙げられます。
業者選びは難しいかもしれませんが、選ぶ際は適切なSEO会社を選定するようにしましょう。適切なSEO会社とは、自社の状況を理解したうえで、どのような作業を行うのかを担当者がわかりやすく解説してくれる会社です。
また、なぜこれまでのSEOがうまくいかなかったのかを確認し、Googleの品質ガイドラインに準拠した納得感のある施策を提案してくれる業者が適切な業者だと言えます。
ただし、適切なSEO会社であっても丸投げせずに、SEOへの理解を深めながらSEO会社と二人三脚で施策を行うことがSEOを成功させるうえで非常に重要です。
SEOで失敗しないための3つの施策
これまでよくあるSEOで失敗する理由と対策を9つご紹介してきましたが、さらにここからは、SEOで失敗しないための3つの施策をお伝えします。
Googleのガイドラインを把握しコンテンツに反映させる
SEOで成功するためには、Googleのガイドラインを読んで把握し、ガイドラインに沿った形でコンテンツ制作をしましょう。
検索結果の上位を狙う場合、ユーザーのニーズを満たし、ユーザビリティーを高めることがSEOのすべてといっても過言ではありません。
Googleがなぜユーザー満足度の高いコンテンツを上位に表示させるのかというと、ユーザーが納得できるコンテンツが上位に並ぶことで、Google自体の信頼度がアップし、それがGoogleの利益につながるからです。
ユーザビリティーの高いサイトは、適切な内部施策が講じられているためGoogleのクローラーが巡回しやすく、サイト自体がGoogleに評価されやすくなります。ユーザビリティーを第一に考えることがGoogleの理念に合致していると言えます。
コンテンツの作り方を自社で浸透させる
SEOで失敗しないためにも、コンテンツの作り方を学び、自社内に浸透させましょう。Googleで上位表示される最大のポイントは、前述の通りユーザビリティーの高さです。
ユーザーは、自身の悩みや問題を解決するために検索します。その際、ユーザーの悩みに合致した高品質なコンテンツは、Googleからもユーザーからも高く評価されるため、上位表示しやすくなります。
コンテンツの目的は、だれのどんな問題を解決するのかを明確にし、それに答えることです。ターゲットやゴールを決めてキーワードを選定し、検索意図にあったタイトルと構成を作成してコンテンツを制作していきましょう。
コンテンツの品質に必要な要素として、E-A-T(専門性・権威性・信頼性)を高めることが必須です。また、専門用語をできるだけ読みやすく、わかりやすくして伝えましょう。
適切なSEO会社を選定する
前述の通り、SEOの失敗を免れるには適切なSEO会社を選定し、丸投げせずに二人三脚で対策を講じることが大切です。
それに加え、これまでどのような業界と取引した経験があるのかSEO会社の実績や作業内容を確認しましょう。その際、作業内容はアドバイスのみにとどまるのか、キーワード選定からコンテンツ制作まで行ってくれるのかは明確にする必要があります。
また、SEOは長期戦ですので、担当者との相性もSEO会社を選定するうえで重要なポイントとなります。専門用語を多用せず、できるだけわかりやすく解説してくれるか、十分なヒアリングを行ってくれるかなどをチェックしながら、自社に合ったSEO会社を選定しましょう。
SEOで失敗する原因と施策まとめ
ここまで、SEOで失敗する原因と対策を9つご紹介してきました。検索上位に表示できない原因はさまざまありますが、今回の記事を参考に、自社サイトに当てはまるものがないかを確認しましょう。
弊社、株式会社UP SPICEでは、ユーザビリティーの高いコンテンツの制作はもちろん、上位表示のできる記事制作を得意としており、記事制作に関するあらゆる知識やノウハウを持っています。
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