もう迷わない!ブログ記事の構成の作り方6ステップと4つの注意点

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ブログ構成
UPSPICE 編集部
UPSPICE 編集部

集客につながるブログを作成したいと思いつつ、ブログ記事の構成作業がまったく進まない、あるいは手間がかかってしまうという人は多いのではないでしょうか。

ブログ記事の構成を上手く作成するにはコツがあります。今回はそのコツと必要な手順について解説していますので、ブログ記事の構成作成にぜひお役立てください。 

この記事の目次

ブログの構成を作る理由

記事執筆前には、構成を作成するのが鉄則です。ブログの構成を作る理由は、以下の3つがあります。

ユーザーの悩みを解決できる答えを順序立てて伝えるため

ブログ記事の構成を作る理由の1つ目は、読者にとって本当に必要な情報をわかりやすく順序立てて伝えることです。

ブログの役目は、ユーザーの悩みを解決できる答えを用意することです。そのキーワードで検索したユーザーが何を求めているのかを把握し、最も適した答えを提供するために、順序立てて伝える必要があるのです。

記事の方向性の矛盾やブレをなくすため

2つ目は、記事の方向性の矛盾やブレをなくすためです。構成を作成せずに記事を書いていると、いつのまにか何を伝えたいと思っているのかがわからなくなることがあります。

ブログの構成を作ると記事の全体が把握できるので、矛盾やブレも防止できます。また、提供するべき内容も確実に伝えることができます。

ユーザーの離脱を防ぐため

3つ目は、ユーザーの離脱を防ぐためです。自分の知りたい内容が書かれていないと知ったユーザーは、すぐにブログから離脱してしまいます。

構成を作成して記事の内容を明確にすると、ユーザーに記事の内容を伝えることができ、離脱せずに最後まで読んでもらえるようになります。ブログの構成は記事の設計図ともいえる重要な役目を担っています。

ブログ記事の全体の構成とは

ブログ記事は「導入文(リード文)」「記事本文」「まとめ」の3つの構成でできています。それぞれの役割を解説します。

導入文(リード文)

ユーザーがタイトルをクリックして記事を見たとき、まず読むのが導入文(リード文)です。

ブログの導入文には、この記事にはどんな内容が書いてあるかを端的に、かつ明確にユーザーへ提示するとともに、ユーザーの期待に応えられる記事であることを伝える役割があります。

この役割を果たす導入文が記載されていなければユーザーの離脱の原因となってしまいます。本文へと読み進めてもらうために、導入文は読者の悩みを提示し、悩みや課題を解消できる記事であることを説明しながら、ユーザーのニーズを満たせるような導入文にしましょう。

記事本文

記事の本文では、ユーザーの悩みや課題などに応え、ニーズに合致した内容を提示しましょう。

記事本文には本の目次にあたる見出しを必ず付けて、どんな内容が書いてあるのかを一目でわかるようにします。そうすれば、たとえ流し読みをされてもユーザーの関心や興味を引くことができ、最後まで読んでもらえるようになる可能性が向上します。

まとめ

記事本文の締めともいえる「まとめ」は、ユーザーの記事への理解を深めるために重要な役割を担います。

これまで記事本文の中で述べた内容を「まとめ」で改めて取り上げることで、本文を読んでくれたユーザーが記事で得た情報を整理します。 そうするとユーザーの読了感や納得感を向上させられます。

その後、ユーザーの満足度を高めるための記事全体の結論を書きます。読んで良かった、役に立ったと思ってもらえるようなまとめを書きましょう。

自社サイトのサービスへ誘導する場合は、このまとめで行動を促します。ユーザーの悩みを解決できる記事を提供できていると、ユーザーの悩みを解決する自社サービスへの訴求や、次の行動への誘導もしやすくなり、成約率の向上が見込めます。

ブログ記事の構成を作る際の6つの流れ

ブログ記事の構成の大切さや役割を理解したところで、ここからは実際にブログ記事の構成を作る際の流れや手順について解説します。

以下でご紹介する6つの手順を丁寧に行うと、ブログ記事の構成が作れるようになります。ひとつずつ詳しく見ていきましょう。

1:キーワードを設定する

ブログ記事の構成を作成する際に、まずはキーワードを設定しましょう。キーワードとは、ユーザーがGoogleの検索窓に直接打ち込む、ユーザーの悩みが具現化された語句をいいます。

ユーザーは自分の悩みや課題を検索窓に打ち込んで解決方法を探している状態です。ブログ記事の役割、特にSEOを重視する場合は、ユーザーのニーズに対してマッチする答えを返すことです。そのために、キーワードを設定してユーザーのニーズを捉える必要があります。

キーワードを設定すると、Googleからの流入を狙えるのはもちろん、ユーザーの悩みや課題を洗い出すことができ、構成の土台構築ができます。キーワードの選定には無料のキーワードリサーチツール「ラッコキーワード」が便利です。

https://related-keywords.com/

2:ターゲットを想定する

ターゲットの想定とは、そのキーワードで検索してきたユーザーがどんな人なのかを想定する作業です。ターゲットは、たとえば「30代の男性会社員」「40代の既婚女性」といったものです。

設定したターゲットがブログを読むと想定すると、そのターゲットがどんな悩みを抱え、どのような立場にいる人なのかが把握できますので、より刺さる記事が書けるようになります。ターゲットの想定が苦手な場合は、過去の自分や友人、家族、同僚などをターゲットにしてみましょう。

さらに、ターゲットよりさらにさまざまな属性を深堀したペルソナが設定できると、ユーザーの悩みがイメージしやすくなります。

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3:検索ニーズを深掘りする

キーワードの設定、ターゲットの想定ができたら今度はユーザーが抱えているニーズを深掘りしていきます。

ニーズには「顕在ニーズ」「潜在ニーズ」の2種類があります。

顕在ニーズは、ユーザー自身が自覚しているニーズ、潜在ニーズはユーザー自身が自覚していないニーズのことをいい、この2種類いずれも満たしてあげることがブログ記事において重要です。

特に潜在ニーズはユーザー自身が気づいていないため、キーワードからいかに深く読み解くかが鍵となります。たとえば、「ブログの構成の作り方を学びたい」といった顕在ニーズの奥には、「売り上げを伸ばしたい」「ブログのPVをアップさせたい」という潜在ニーズが隠れています。このどちらのニーズも満たせるブログを書いていきましょう。

4:競合サイトの分析を行う

ターゲットのニーズを深掘りできたら、今度は競合サイトの分析を行います。キーワードを実際にGoogleで検索して、上位に表示されているサイトをチェックしましょう。

上位表示しているということは、それらのサイトはユーザーの検索ニーズを満たしているとGoogleが判断していると言い換えられます。上位サイトの見出しや記事の流れなど、参考になる部分が多いので、少なくとも検索結果1ページ目まではチェックするようにしましょう。

5:見出しを作る

キーワード設定、ターゲットの設定、ニーズの深掘り、上位表示サイトのチェックができたらようやく記事の見出し、構成を作成します。

工数がかかるので時間的リソースを大きく消費してしまうと考える担当者の方も多いのではないでしょうか。しかし、これまで一連の作業がなければ、ブログ記事を最後まで読んでもらえる構成は作れません。

ユーザーのニーズと競合サイトに書かれていた内容を踏まえ、構成案に落とし込んでいく作業をします。

見出しは、キーワードに対し、前提として知っておきたいことをまず記載し、その後顕在ニーズの答え、潜在ニーズの答えを書いたあと、まとめといった流れで書いていきましょう。

6:タイトル・ディスクリプション・導入文を決める

構成が決まったら、次はタイトル、ディスクリプション、リードを決めていきます。

タイトルを決める

タイトルには必ずキーワードを含め、役立つ内容であることを端的に伝えられるようにします。

検索結果に表示されるタイトルの文字数が30文字前後のため、タイトルを30文字以下に抑えた方がすべてのタイトルを読んでもらえます。

また、タイトルには数字を入れるとユーザーの気を引くことが可能です。たとえば、「ブログ記事の構成づくりのコツ」より、「ブログ記事の構成づくり3つのコツ」の方がユーザーの反応が高くなります。

タイトルの付け方次第でアクセスが大きく変わりますので、意識して付けるようにしましょう。

ディスクリプションを設定する

タイトルが決まったら、ディスクリプションを決めます。ディスクリプションは、検索結果のタイトルの下に表示される短い文章のことで、Googleやユーザーにその記事の概要を伝えるために書きます。

ディスクリプションを設定しない場合は、Googleがサイトの説明に適していると判断した文章の一部分を表示させるため、チグハグな内容が表示されてしまいクリック率の低下を招きかねません。

ディスクリプションはその記事がどのような内容なのかを伝えることができるため、必ず設定しておきましょう。

リード文から執筆する

タイトルとディスクリプションを決めたら、最後にリード文を書いていきます。リード文にはユーザーの悩みを提示し、悩みはこの記事を読めば解決できることを伝えましょう。

型にはめると書きやすい!各構成部分の書き方

型にはめると書きやすい!各構成部分の書き方
ここでは、各構成部分の具体的な書き方を見ていきましょう。各構成の記事の書き方には型がありますので、型を使えば比較的簡単に記事を書くことができます。

1:導入文(リード文)

導入文は、読者の悩みを提示したあと、悩みや課題を解消できる記事であることを説明し、記事の内容をひとことでまとめます。

  • 読者の悩みを提示する
  • 悩みや課題を解消できる記事であることを説明
  • 記事の内容をひとことでまとめる

たとえば、「ブログ記事の構成づくりに悩んでいませんか?」とユーザーの悩みを提示します。その後、「ブログ記事の構成づくりにはコツがあります」と説明します。

最後に記事の内容をまとめて、「今回の記事ではブログの構成づくり、書き方の型をご紹介します」と書けば、ユーザーに対して、この記事にはどんなことが書いてあり、悩みを解決できるのかがわかります。

また、どんな立場の人が書いているのかといった、悩みや課題を解決できる根拠を示すとより良いでしょう。 専門性や権威性といった「この記事は誰が執筆しているのか」の情報は今日のSEOでも非常に重要な要素のひとつです。

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2:記事本文

記事本文はいきなり書かず、作成した見出しに肉付けする形で箇条書きにして書くと書きやすいでしょう。箇条書きの際に利用したい型がPREP法と言われるフレームワークです。

  • (結論)
  • (理由)
  • (具体例)
  • (最後にもう一度結論)

PREP法は、上記の4つ頭文字を順番に並べたもので、PREP法を使って書けばわかりやすく説得力のある記事が速く書けるようになります。

「P(結論)ブログを書くならPREP法がおすすめです」

「R(理由)なぜなら、型にはめると速く説得力のある記事が書けるからです」

「E(事例)たとえば、プレゼンや論文でも論理的に伝えられるとしてPREPが使われています」

「P(結論)だからPREP法がおすすめです」

このように、PREPの型を使ってまずは箇条書きにしたあと、文章に肉付けをしていく形で記事本文を書いていくと書きやすくなります。また、PREP法は結論から先に伝えるので忙しいユーザーの離脱を防ぐためにも有効だといえます。

ただし、全ての文章をPREP法で執筆してしまうと文章が単調になってしまい、面白みを損なってしまうので注意が必要です。

3:まとめ

まとめでは、次の型を使って書いていきましょう。

  • 記事の本文を簡単にまとめる
  • 記事全体の結論を書く
  • CTAにつなげる

記事の要点を総括的に書くことで、ユーザーの頭の中にある情報の整理を促します。その後、ユーザーの満足度を高めるために記事全体の結論を書きましょう。

さらに、次への行動につながるよう、最後に自社サービスへの誘導文(CTA)を置いておくと、お問い合わせや資料請求などにつながる可能性があります。

ブログの構成を作るときの4つの注意点

これまでブログ記事の構成を作る手順や記事の型などをお伝えしてきましたが、実際に記事の構成を作る上で、注意しておきたいことが4つあります。

1:ターゲットをリアルにイメージする

ブログ記事の構成を作る手順でもお伝えしましたが、ターゲットの顔が想像できるほどリアルにイメージすると構成が作りやすくなります。これを「ペルソナ設定」といいます。

ターゲットの想定では「30代、男性会社員」とだけ設定しましたが、ペルソナ設定ではより詳細にイメージします。ペルソナは架空の人物ですが、過去の自分や友人でもかまいません。

たとえば、以下のようにイメージしてみましょう。

「鈴木一郎32歳、独身。身長178cmで体重は75kg。メガネは中学3年の頃からかけている。都内のメーカー勤務。趣味は小説を読むこと。彼女は28歳で付き合いは3年。そろそろ結婚を考えている」

この「鈴木さん」というペルソナに向けた記事を書けば、より具体的な記事を書けるようになるため、ユーザーに記事の内容が刺さりやすくなります。「この人はこんな生活をしているからこういった記事が読まれる」と仮定して書いていきましょう。

2:検索ニーズへの回答だけを書く

ブログ記事は検索ニーズの回答だけを書くようにしましょう。ユーザーの求めている回答を書いたものの、他にも伝えたいことがあるからといってニーズ以外の答えを書くと、ユーザーは読み進めるどころか離脱してしまいます。

タイトルと本文の内容に乖離がある、というケースが記事制作時に起こる可能性が高いので注意が必要です。

ユーザーは悩みや課題があり、それを解決するために検索しています。ニーズ以外の回答を書くのはやめましょう。

3:見出しで本文の内容が伝わるようにする

見出しを見れば記事で伝えたい内容が伝わる見出しを作りましょう。

忙しいユーザーは、記事を流し読みする人が少なくありません。見出しだけで何が書いてあるのかがわかれば、ユーザーは自分にとって必要な記事だと判断して、記事を読んでくれるようになります。

4:ひとつの見出しで伝えたいことはひとつにする

ブログ記事の構成を作る際、ひとつの見出しで伝えたいことはひとつにしましょう。

ブログ記事を書いていると、ユーザーに伝えたい内容が多いことにより、最終的に何を伝えたかったのかわからなくなる場合があります。しかし、ユーザーにとって不必要な多くの情報を伝えるとユーザーは混乱してしまいますので、伝えたい情報が多いのであれば、見出しを分けましょう。

ブログ記事の構成まとめ

今回は、ブログ記事の構成づくりの手順や注意点をお伝えしてきました。

構成は、ユーザーの悩みを解決できる答えを順序立てて伝えたり、記事の方向性の矛盾やブレをなくしたり、ユーザーの離脱を防いだりするのに必要です。ご紹介してきたような手順で構成を作り、ユーザーに刺さる記事を書いていきましょう。

弊社、株式会社UP SPICEでは、ユーザーに刺さる記事はもちろんのこと、成果につながる記事作成に長けたライターが多く在籍しています。

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