読まれる記事はタイトルが重要!効果的な付け方のコツを伝授
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この記事の目次
オウンドメディアや自社ブログで記事を書いていて「よく書けたのに、思ったより読んでもらえない」「自信作だったのに検索順位が低いまま」ということはありませんか?
それは記事のタイトルが原因かもしれません。
記事のタイトルは、いわば「記事の顔」とも言える要素なので、タイトル次第で記事を読んでくれるユーザー数が大きく変わるのです。
そこで本記事では、記事タイトルの付け方についてご紹介します。タイトル作成の基本の4ステップから、よりクリックされるような魅力的なタイトルにするコツまで徹底的に解説。
また、既存記事のタイトル変更についても解説しているので、今ある記事をもっと読んでほしいと思っている人にも参考になる内容となっています。
記事タイトルの付け方に頭を悩ませている人はぜひ参考にして、さらに読まれる記事を生み出しましょう。
なぜ記事のタイトルが重要?
まずは、あなたがGoogleでキーワードを検索するときのことを思い出してみましょう。
検索結果の1ページ目には広告を除いて10個ほどの記事コンテンツが出てきて、それぞれのタイトルと説明文(スニペット)が表示されます。
そのうち、ほとんどの人はタイトルを見て「この記事は役に立ちそうだ」「この記事を読んでみたい」と思って記事をクリックすることが多いでしょう。
多くのユーザーはタイトルを確認してその記事を読むかどうか判断します。
つまり、せっかく内容が優れていてもタイトルで惹きつけることができなければ、読んでもらうことができない可能性が高くなってしまうのです。
逆説的に言うと、タイトル次第では多くのユーザーの集客をすることも可能になります。
タイトルで読むかどうかを判断する場面は、Googleの検索結果だけではありません。外部サイトのリンクとして掲載されているときや、オウンドメディアでの記事一覧ページなど、さまざまな場面で記事タイトルを目にします。
記事タイトルは流入数を大きく左右する要素なので、丁寧に時間をかけて考え、ポイントを押さえた効果的なタイトルを付けましょう。
記事タイトルを付ける4ステップ
ターゲットとなるユーザーやニーズを理解することが、効果的な記事タイトルを付けるための近道です。記事タイトルの付け方を4ステップに分解して解説します。
- ターゲット設定
- キーワード選定
- ニーズ分析
- タイトル作成
まずは、この基本の4ステップに沿ってタイトルを考えることから始めましょう。
ターゲット設定
まずは記事のターゲットとなるユーザー層を定めましょう。記事の内容を作成するときと同じですが、ターゲットがブレてしまうと結果として誰の目にも留まらなくなってしまいます。
例えばSEO関連の記事でも、以下のターゲットによってタイトルの付け方も変わってきます。
- SEOについての知見がないWEBマーケティング初心者
- SEOについて知識はあるが、なかなか成果につながらないWEB担当者
- SEOの経験が長く実績もあるが、よりステップアップした施策をしたいWEB担当者
1をターゲットにした記事であれば、タイトルに「初心者必見」などの文字を加えることで「自分にぴったりだ」と思ってもらうことができます。
2がターゲットであれば「成果につなげる」などの文字を入れると効果的ですし、3であれば「SEOベテラン向け」などの文字が入っていると興味を持ってもらえるでしょう。
このようにターゲットによって心に響くキーワードも異なるため、ターゲット設定は非常に重要なのです。
キーワード選定
記事作成にあたって、どのようなキーワードを盛り込んだ記事を書くのかを決めます。キーワード選定は記事の内容だけでなく記事タイトルにも関わる要素なので、タイトルを付けるときにもキーワードを意識しましょう。
ここでキーワードを間違ってしまうと、タイトルと内容が合っていなかったり的外れになってしまったりする可能性があります。
ただし、記事の内容を書くときにはメインキーワードだけでなくサブキーワードや共起語など、さまざまなキーワードを盛り込むことを意識すると思います。
しかしタイトルには文字数に制限があるため、たくさんのキーワードを盛り込むことはできません。タイトルを付ける際には、まずはメインキーワードを意識するようにしてください。
ニーズ分析
ターゲットとなるユーザーのニーズを把握することで、より効果的なタイトルを付けることができます。
例えば「SEO 意味」で検索した場合でも、下記の2人では検索の意図が異なります。
- 「SEO」とはどのような英語の略なのか知りたい(単語の理解)
- 「SEO」とは何をすることなのか知りたい(内容の理解)
それぞれ記事に対するニーズが異なるため、どちらのニーズを満たしたいのかを考えてタイトルを付けましょう。
ニーズを分析する際には「なぜこのキーワードに興味を持ったのか」という段階から分析を始め、どのような検索意図で記事にたどり着いたのかを考えましょう。
ニーズを理解することで、どのようなタイトルがユーザーの心に響くかを想像しやすくなります。
キーワードを実際に検索したときに、上位表示されている記事のタイトルをチェックするのもおすすめです。
競合記事のタイトルが、メインキーワードのほかにどのような単語や文言を入れて印象付けているのかを確認することで、「このキーワードを検索するユーザーには、こんなタイトルだと読みたいと思ってもらえるんだな」と気付くことができるでしょう。
タイトル作成
タイトルに必要な要素が揃ったところで、いよいよタイトルを付けていきましょう。
ここまでのステップでユーザーに響くタイトルの傾向を把握できたと思うので、その要素を実際のタイトルに落とし込んでいきます。
ちなみに「記事タイトルは記事の内容を書く前に付けるのか、書いた後に付けるのか?」と悩む方も多いかもしれません。これには、正解の答えはないです。
ただしタイトル次第で大まかな記事の方向性も決まるため、内容を執筆する前にタイトルを作成することをおすすめします。
記事ができあがったら再度タイトルを見直し、必要があれば修正を加えましょう。
魅力的な記事タイトルにする7つのコツ
「競合記事と差別化したい!」という人は、さらに記事タイトルにひと手間を加えましょう。ここでは7つのコツをご紹介するので、記事タイトルを付けるときに意識してみてください。
少しの工夫で魅力的に仕上がるので、ぜひ参考にしてみてください。
キーワードを組み込む
記事タイトルには、対策キーワードを必ず入れます。キーワードを入れるときには、タイトル前方に入れることを意識しましょう。
検索結果に表示されるタイトルの文字数が限られているため、キーワードが後方に入ってしまっていると検索結果に表示されない可能性があります。
ユーザーが検索結果で「この記事は何について書かれた記事か」ということがすぐに理解できるよう、キーワードを前方に入れるようにしてください。
検索ニーズを踏まえる
先述の通り、ユーザーがそのキーワードをどんな意図で検索をしたのかを推測して、そのニーズを踏まえたタイトルにしましょう。
例えば、SEO対策の方法を知って実際にやってみたいと思っているユーザーに対して、以下の2つのタイトル例ではどちらのクリック率が高いでしょうか。
- SEO対策の方法について
- すぐにできるSEO対策の方法を徹底解説!基本から応用まで
1は漠然としていてどのような内容の記事か分からず、ユーザーのニーズを満たしていません。
しかし2であれば「SEO対策について知ることができるだけでなく、すぐに実践できそうだ」とわかります。そのため、ユーザーが2をクリックしたくなるのは明らかです。
このように、同じ内容の記事であってもタイトル次第でクリックしたいかどうかが大きく変動します。ニーズを踏まえたタイトル作りを意識しましょう。
一目で「役に立つ記事だ」と分かるか
Googleなどの検索結果でたくさんの記事が表示されているなかで、ユーザーの目に留まるためには「この記事は自分の役に立ちそうだ」「有益な記事だ」ということが一目で理解できるタイトルである必要があります。
具体的な例としては「~のテクニック」「~の完全マニュアル」「~の秘訣」などの言葉を入れているタイトルは、一目で役にたちそうだと思ってもらうことができます。
また「〇〇の人必見」などの言葉を入れることで「まさに私だ!これは読まなければ」という心理にすることもできるでしょう。
キーワードで上位表示されている記事は、多くのユーザーが「役に立ちそうだ」と思ってくれたと考えられます。そのため上位記事を参考にして、狙っているキーワードのターゲットの傾向をつかみましょう。
本文の内容と一致している
「魅力的なタイトルを付けたい!」と思うばかりに、タイトルが誇張してしまったり煽りすぎてしまったりするケースも少なくありません。
そのように大げさなタイトルにしてしまうと、記事をクリックしたユーザーは期待を裏切られた気持ちになってしまいます。結果として離脱率が上がってしまい、WEBサイトの信用を落としてしまいかねません。
また、誇張しすぎているタイトルはGoogleの検索結果にも影響を及ぼす可能性があります。
検索順位を決めるために各コンテンツを巡回しているクローラー(WEBページの内容を読み取り、Googleのインデックスに登録していくコンピュータープログラム)は、まずはタイトルを確認してから「この記事はこんなことが書かれている」と判断します。
しかしタイトルの次に本文を確認したときに、タイトルとは一致しない内容であれば、クローラーは「この記事はユーザーにとって有益ではない」と判断してしまうでしょう。
タイトルは本文の内容に沿って誇張しすぎないようにしてください。
数値を入れているか
タイトルに具体的な数値が入っていると説得力が増します。数値が入れられる場合は、なるべく数値を入れるようにしましょう。
以下の2つのタイトル例を見ていただければ、それがわかると思います。
- 流入数を劇的に増やすSEO対策の方法
- 流入数を2倍に増やすSEO対策の5つの方法
1の場合は漠然としていて、本当に効果が出るのかどうかわかりません。
しかし2のように数字を入れることで説得力が増し、具体的なイメージをすることができます。
インパクトがあるか
検索結果ページでたくさんの記事タイトルが並んでいるなかでクリックしてもらうためには、タイトルのインパクトも大切です。インパクトがあるタイトルだと「読みたい」と思わせることができ、クリックを促すことができます。
「絶対」「大公開」「新常識」「実は~」「まさか~」など、短いながらもインパクトのあるワードを入れることでインパクトを与えられます。
ただし、インパクトを求めすぎて誇張してしまうことは良くありません。あくまでもエッセンスとして、インパクトあるワードを使うようにしてください。
文字数は適切か
検索結果に表示される文字数は上限があるため、あまりに長いタイトルだと後半が「…」と表示されてしまいます。
2021年1月現在、パソコンのGoogleChromeで検索したところ「全角28文字」であれば表示されることがわかっています。
実際に、弊社ブログの「オウンドメディアの運用方法を解説!失敗しないための注意点とは?」(31文字)という記事を検索結果ページで表示した際、「オウンドメディアの運用方法を解説!失敗しないための注意点」(28文字)までしか表示されなかったため、確かな情報です。
そのため、3.1でご紹介したようにユーザーの検索意図(インテント)と合致するキーワードはなるべく前に持ってくることをおすすめします。
ただし、Googleのアップデートで文字数が今後増減する可能性もゼロではありません。
実際、以前は全角で32文字まで表示されていたこともありました。こまめに自社の記事を検索結果で表示してみて、文字数が適切かどうかチェックするようにしましょう。
既存記事のタイトル変更は効果がある?
今までの内容でタイトルの付け方について理解していただいたみなさんのなかには、「既存の記事タイトルを変更したい」「今までの記事ももっとたくさんの人に読んでほしい」と思う人もいるかもしれません。
しかし、すでにさまざまな記事を公開している場合、タイトルを変更することはSEO効果があるのか気になりますよね。タイトルを変更することによって今よりも検索順位が下がってしまうと、元も子もなくなってしまいます。
結論から言うと、記事のタイトルを改善することでユーザーにとってさらに有益なコンテンツになるのであれば、検索結果の順位を上げることが可能です。
意識するポイントは「検索順位を上げるため」ではなく、「より質の高い記事にしてユーザーの有益性を高めるため」です。
ここからは、どのような場合にタイトルのリライトをしたほうがいいのか、そしてどのようなポイントや注意点を意識したらいいのかを解説します。
まずは分析してみよう
まずは、自社の記事タイトルのリライトが必要かどうかを分析しましょう。
分析のためには、Googleサーチコンソール(Search Console)を使うことをおすすめします。
なぜなら、GoogleサーチコンソールはGoogleの検索エンジン上でのユーザーの行動を把握できるツールなので、自社の記事がどのくらいの検索順位で、どのようなキーワードで検索されているのかを分析できるからです。
サーチコンソールでは、まずは記事の検索順位とクリック数を確認しましょう。検索順位が低い場合はタイトルの変更が効果的であるのはもちろんですが、検索順位が高い場合でもタイトル変更すべき場合があります。
それは、クリック率が低い場合です。検索順位が高いのにクリック率が低いということは、検索結果ページで「この記事は読まなくてもいい」と思われているかもしれません。
ちなみに上位5位以内でクリック率が低いのであれば、タイトルの変更のみでそれ以上の順位になることは難しいでしょう。タイトルよりも記事内容のブラッシュアップが効果的です。タイトルの変更は、だいたい5~10位以内(検索結果1ページ目)でクリック率が低い場合と考えてください。
また、サーチコンソールでは自社の記事にどのようなキーワードで検索したユーザーが流入してきているかを確認することもできます。狙っているキーワード以外のキーワードでの流入が多い場合、タイトルと内容の不一致が起こっている可能性があります。
このような場合、タイトルのリライトをすることで狙ったキーワードでの流入増加が期待できるでしょう。
ブログ記事のリライトのやり方全手順公開!SEOを意識したコツも伝授
タイトルを変更するときのポイント
タイトルを変更するときは、まずは2で紹介した基本の4ステップに沿って作成していきます。さらに記事の内容などから3で紹介した7つのコツを取り入れ、今以上に魅力的なタイトルを付けましょう。
注意点として、タイトルばかりに注目しないことがポイント。
記事に情報が不足していたり、キーワードが網羅されていなかったり、クリック率の低さは記事の内容が問題となっている場合もあるからです。
タイトルの変更をするのであれば、記事の内容についても見直したりリライトをしたりして、ブラッシュアップをするようにしましょう。
タイトル変更の注意点
タイトルの変更をしたあとに起こりがちなのが「変更する前のほうが良かったかな」「逆にアクセス数が少なくなった」という理由から、再度変更するというパターンです。
しかし、タイトルの変更を頻繁に行うことは避けたほうが良いでしょう。
Googleのクローラーがスパムなどの嫌がらせだと判断し、ペナルティを課してしまう可能性があるからです。大幅なタイトル変更を短期間で繰り返すことはやめましょう。
もしペナルティがあった場合はサーチコンソール上で通知されるので、気になる人はチェックするといいかもしれません。
また、タイトルを変更したらサーチコンソールで再インデックスをすることも忘れずに。
クローラーが記事のタイトルが変更になったことを認識できなくて、順位が下がってしまったり変更前のタイトルが検索結果に表示されてしまったりすることもあります。
タイトルの変更と再インデックスはセットの作業として実行するようにしてください。
【企画構成シート】タイトルの作成にも変更にも!
弊社、株式会社UP SPICEはクライアント様のオウンドメディア運用のサポートをさせていただいています。オウンドメディア運用サポート事業のひとつとして記事コンテンツ制作代行も行っており、弊社のコンテンツ作成ノウハウを提供しています。
その一環として、弊社ではオリジナルの「企画構成シート」という記事執筆に必要な情報を網羅したシートを活用しています。
「企画構成シート」とは?
一つの記事を執筆するまでには、さまざまな工程があります。ターゲットユーザーやニーズの分析、競合サイトやキーワードの分析、タイトルの作成や記事の構成などです。
そのような記事執筆プロセスに必要な情報を網羅して可視化するものが、「企画構成シート」です。
企画構成シートはUP SPICEが完全オリジナルで作成したもので、弊社の記事作成プロセスにおけるノウハウが詰まっています。
オウンドメディアにただ記事を増やしていくのではなく、流入数を増やしてリード獲得という成果につなげるための土台となるシートとなっております。
企画構成シートは自社内で活用するだけでなく、外部ライターとの意思疎通でも活用することができます。
外部ライターに記事作成を依頼している場合、テーマや認識のズレ、ライターのスキルの有無などにより、できあがった記事が期待通りではないことが起こり得ます。
しかし企画構成シートの活用で自社の指示や意図を的確に伝えることができ、誰がやっても一定レベルの効果を得ることができる仕組みとなっています。
効果的な記事タイトルには企画構成シートを
企画構成シートは記事執筆に必要な土台となるツールなので、もちろんタイトル作成の項目も含まれています。タイトル作成の項目は本記事で紹介した内容を網羅しており、効果的なタイトル作成をサポートします。
具体的なターゲット像を設定し、ターゲットが検索した意図や背景などを分析することで、より心に響くタイトルを考えることができます。
また本記事で紹介した7つのコツも記載されており、チェック項目として活用することによって、魅力的なタイトルにするための要素を盛り込むことができるのです。
企画構成シートは1記事につき1シートになっており、振り返りのしやすさもポイント。そのため、タイトル変更の際には「この記事のタイトルを付けたとき、どのような設計をしていたのだろうか」と振り返ることができるのです。
タイトルを変更したことによって「変更しないほうがよかった」というケースも起こりうると考えられますが、企画構成シートを有効活用すること変更前と変更後の変化が分析可能です。
簡易版の企画構成シートは下記から無料でダウンロードできますので、ぜひ御社の記事タイトル作成に活用してみてください。
読まれるブログ記事のご相談はUP SPICEまで
UP SPICEでは、企画構成シートの提供だけでなく記事作成代行の事業も行っております。
UP SPICEの記事はおもしろさやストーリー性にこだわっているので、読了率の高さが特長。離脱が少ない記事コンテンツを作ることで、コンバージョン率を高めます。
さまざまな経験やスキルのあるライターが所属しているため、どのようなジャンルにも対応可能。自社の業種に合うライターが見つからないという場合でも、ぜひご相談ください。
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