メタ情報とは?種類と確認方法・設定方法を理解してSEO対策!

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UPSPICE 編集部
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SEO対策にはさまざまな種類がありますが、検索エンジンに自社サイトの内容を正しく伝える目的で「メタ情報」が有効です。メタ情報を設定することで、検索エンジンのクローラビリティを向上させる効果があります。

そこで本記事では、どのようなメタ情報にSEO効果があるのかを解説したうえで、メタ情報の確認方法や設定方法を紹介します。実践的な内容になっているので、ぜひ参考にしてください。

この記事の目次

メタ情報とは

メタ情報(meta情報)とは、検索エンジンやブラウザなどにWEBサイトの情報を伝えるためのHTMLコードです。「メタデータ(metaデータ)」や、タグを設定することで反映されるため「メタタグ(metaタグ)」、WEBサイトを構成する要素のため「メタ要素(meta要素)」などと呼ばれることもあります。

メタ情報は検索エンジンなどにどのようなWEBページなのか伝えたり、WEBページのインデックスの可否を指示したりする効果があるため、SEO対策としても重要です。

もともと「メタ情報」とは、WEBサイト運営でのみ使われている言葉ではありません。IT業界で使われる「メタ情報」とは、あるデータに付帯するデータのことを指します。

たとえばあるデータが存在している場合、そのデータの作成者・作成日・サイズなどのデータが付帯します。それがメタ情報です。

このようにメタ情報とはコンピューターファイルなどを含む広義の意味を持ちますが、本稿ではWEBサイトのHTMLコードにおけるメタ情報について解説します。

メタ情報のSEO効果

WEBサイトにメタ情報を設定することで、検索エンジンにサイト内の情報を適切に伝えられるため、SEO対策として有効です

WEBページのタイトルを指すタイトルタグや、そのページにどのような情報が記載されているかという要約を指すディスクリプションタグなど、メタ情報にはさまざまな種類があります。これらのメタ情報によって検索エンジンはWEBページを認識してクロールをするため、正しく設定されていなければ検索エンジンはWEBページに気づかないこともあるのです。

メタ情報は効率的なクロールをサポートするため、SEOの内部対策として効果的と言えます。

関連記事:SEO対策における見出しタグの使用方法|効果を高めるコツを解説

WEBサイトに設定できる主な7つのメタ情報

WEBサイトにHTMLコードで設定できるメタ情報は複数ありますが、主なものは以下の7つになります。

タイトル(title)

タイトル(title)タグは、WEBページのタイトルを伝える情報です。

タイトルはどのようなWEBページなのかを検索エンジンに伝える効果があるだけでなく、検索結果に表示されるためユーザーのクリックを促す効果もあります。そのため検索結果に全文が表示されるよう、30文字前後で設定しましょう。

対策キーワードを含めると、検索エンジンやユーザーにWEBページの内容を適切に伝えられるためSEO効果が高まります。ただしキーワードの乱用は不正行為とみなされる場合があり、注意が必要です。

タイトルタグは厳密にはメタ情報ではありませんが、WEBページの情報を伝えるという意味でメタ情報として紹介されることが多いので覚えておきましょう。

参考:https://developers.google.com/search/docs/advanced/appearance/title-link?hl=ja&visit_id=637888628450801863-887002652&rd=1

ディスクリプション(description)

ディスクリプション(description)は「メタディスクリプション(meta description)」とも言われ、WEBページの内容を簡潔に表した概要文です。

通常、検索エンジンの検索結果でタイトルの下の概要文(スニペット)は、検索エンジンがWEBページの内容から取得して表示します。そのため、意図しない内容がスニペットとして表示されることもあり、ユーザーに誤解を与えてしまう可能性があります。

しかし、質の高いディスクリプションは検索エンジンがスニペットとして適切だと判断し、スニペットに表示されることがあります。したがって、ディスクリプションを適切に設定しておくと、意図した内容をスニペットとして表示できるため集客を増やす効果が期待できます。

参考:https://developers.google.com/search/docs/advanced/appearance/snippet?hl=ja#meta-descriptions

キーワード(keywords)

キーワード(keywords)は「メタキーワード(meta keywords)」とも言われ、WEBページに関連するキーワードを設定できます。

以前のGoogleなどの検索エンジンは、キーワードタグからWEBページの内容を読み取っていました。しかし2009年にGoogleは公式に「キーワードのメタタグはランキング要素ではない」と発表しています。そのためキーワードタグは設定しなくても問題ありません。

文字コード(charset)

文字コードはHTMLにおいて「charset属性」とも言い、文字エンコーディングを指定するためのメタ情報です。

文字エンコーディングとは文字を正しく表示するための規則を言います。たとえば英語版のブラウザで日本語サイトにアクセスした場合、文字エンコーディングが正しくなければ文字化けする可能性があります。そのため正しく日本語で表示させるよう、文字コードのタグを設定しなければいけません。

文字コードの種類には、日本語を表示するための「SHIFT-JIS」や「EUC-JP」などがありますが、世界共通で使われている「UTF-8」を使用することが一般的です。

ビューポート(viewport)

ビューポート(viewport)は、スマートフォンなどのモバイルデバイスで正確にWEBページが表示されるよう指示するメタ情報です。

ビューポートはWEBページをデバイスに最適なサイズで表示させるタグのため、適切に設定するとレスポンシブウェブデザインになります。

スマートフォンユーザーの増加に伴い、Googleではモバイルデバイスに最適化された「モバイルフレンドリー」をランキング要素に加えました。そのためビューポートタグを設定し、モバイルユーザーの利便性を向上させることはSEO対策としても高い効果があります。

関連記事:【SEO】Core Web Vitalsとは?LCP・FID・CLSの指標についても解説

OGP

OGPとは「Open Graph Protocol」の略で、WEBページをSNSでシェアした際に、WEBページの情報を正しく表示させるためのメタ情報です。

OGPが設定されていることで、以下の情報がSNS上で視覚的な訴求効果の高いレイアウトで表示されます。

・タイトル

・アイキャッチ画像

・ディスクリプション

・URL

OGPが適切に設定されていないと、TwitterやFacebookなどのSNSでシェアした際に上記の情報が正しく表示されません。そのため、SNSからの集客効果が低下する可能性があります。SNSでの集客や拡散などを施策としている場合は、OGPを正しく設定しましょう。

noindex、nofollow(robots)

noindexやnofollowは、検索エンジンのクローラーに指示をするためのメタ情報です。検索エンジンに動作を指示する「robots」というタグとしても知られています。

noindexは、そのWEBページのインデックスを防ぎます。低品質ページや重複ページなどに設定しておくと、インデックスされないため低評価を防げます。

nofollowは、そのWEBページにリンクとして設置しているWEBページに遷移しないよう指示します。通常、クローラーはWEBページのリンクをたどって別のページをクロールします。しかし自社サイトと関係のないジャンルのWEBページへのリンクや、広告ページへのリンクなどがある場合、nofollowを設定しておくとリンク先のクロールを防ぎます。

メタキーワードはSEO効果がない

前章でも触れましたが、2009年にGoogleは「メタキーワードはランキング要素に入っていない」と公言しています。それはなぜなのか、また他のメタ情報の扱いはどうなっているのか、詳しく解説します。

メタキーワードがランキング要素ではない理由

2000年前後はGoogleのクローラーの精度が今ほど高くなく、メタキーワードからWEBページの内容を読み取って検索結果のランキングを決めていました。しかしページの内容と関係のないキーワードを含んだり、多数の対策キーワードを詰め込んだりするなど、不正な方法で上位表示を獲得するWEBサイトが増加したのです。

そのためGoogleはアルゴリズムのアップデートを重ねて精度を向上させ、WEBページに書かれている文章からどのような内容のページなのかを読み取れるようになりました。結果として、メタキーワードに設定されている情報はランキング要素から外したのです。

参考:https://developers.google.com/search/blog/2009/09/google-does-not-use-keywords-meta-tag

他のメタ情報はどうなのか

メタキーワード以外のメタ情報はどうなのか気になる人も多いのではないでしょうか。

メタ情報はクローラーに正しく情報を伝えたり指示を与えたりするものもあるため、Googleが推奨しているメタ情報もあります。たとえばdescriptionやrobotsなどです。メタ情報を適切に設定し、自社サイトを正確にクロールしてもらいましょう。

参考:https://developers.google.com/search/docs/advanced/crawling/special-tags

メタ情報の確認方法と設定方法

自社サイトに適切にメタ情報が設定されているか知りたい人は、以下の方法で確認しましょう。またこれからメタ情報を設定したい人にも向け、設定方法も併せて紹介しています。ぜひ参考にして、メタ情報を正しく設定しましょう。

メタ情報を確認する方法

メタ情報を確認する方法は、主に2通りあります。

  • HTMLのソースで確認する
  • chromeの拡張機能を使う
それぞれ解説します。

HTMLのソース

HTMLのソースを開くことで、メタ情報が設定されているか確認できます。HTMLタグが複数出てくるため知識がない場合は難しく見えるかもしれませんが、慣れるとすぐにメタ情報を判別できるようになるでしょう。

HTMLのソースを開くには、WEBページを開いて右クリックし「ページのソース表示」を選択すると表示されます。もしくはWEBページを開いて、ショートカットキー「Ctrl+U」でも表示されます。

chromeの拡張機能

ブラウザのGoogle chromeを使用している場合は、拡張機能の「META SEO Inspector」を使う方法もあります。インストールするだけでメタ情報がすぐに確認できるため、HTMLコードに慣れていない人でもスムーズに確認できます。

メタ情報を設定する方法

メタ情報を設定する方法は、主に以下の2通りがあります。

HTMLタグを記述する
Wordpress上で設定する

それぞれ詳しく解説します。

HTMLで記述

HTMLファイルに直接記述することで、メタ情報を設定できます。メタ情報はコードの「<head>~</head>内」に設定します。主なメタ情報の記述方法は、以下になります。

  • タイトル:<title>タイトル名</title>
  • ディスクリプション:<meta name=”description”content=”ディスクリプションの文章>
  • キーワード:<meta name=”keywords” content=”キーワード1,キーワード2,キーワード3″>
  • 文字コード:<meta charset=”文字コード名”>
  • ビューポート:<meta name=”viewport” content=”width=device-width,initial-scale=1″>
  • OGP(タイトル):<meta property=”og:title” content=”タイトル” />
  • OGP(アイキャッチ画像):<meta property=”og:image” content=”画像URL” />
  • OGP(ディスクリプション):<meta property=”og:description” content=”ディスクリプション” />
  • OGP(URL):<meta property=”og:url” content=”URL” />
※ビューポートのタグは、Googleが推奨しているレスポンシブウェブデザインのタグ

上記を参考に、正しくHTMLタグを記述しましょう。

WordPressから設定

WordPressのプラグイン「All in one SEO Pack」「Yoast SEO」などを使うと、HTMLタグを記述しなくてもメタ情報を設定できます。

インストールすると、管理画面の各ページの設定においてそれぞれのメタ情報の項目が表示されます。それぞれの項目を入力することでメタ情報を充実させられ、効率的に設定できます。

まとめ

メタ情報を適切に設定することで、検索エンジンにWEBページの内容を正確に伝えたり、クロールやリンク先への遷移を防いだりする効果があります。

SEO効果のあるメタ情報は複数あるため、それぞれの効果や記述方法などを理解して適切に設定しましょう。

「メタ情報の設定方法がわからない」
「メタ情報が正しく設定されているか心配」
このような人は、ぜひ株式会社UP SPICEにご相談ください。正しいメタ情報を設定し、SEO効果の高いWEBサイト作りをサポートします。

またメタ情報以外にも、SEO対策にはさまざまな種類があります。UP SPICEは高品質な記事コンテンツの作成をメインに、多角的なSEO対策を得意としています。WEBサイトからの集客を増やしたいと考えている担当者さまは、ぜひUP SPICEまでご相談ください。

UPSPICE 編集部

UPSPICE 編集部

多様な記事制作の実績をもつUP SPICEP(アップスパイス)のノウハウを生かし、WEBマーケティング、主にコンテンツマーケティングにおけるあらゆる課題や悩みを解決するコンテンツを提供しています。

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