【2021年】SERPS(サープス)とSEO対策の関係|検索エンジンに上位表示させるポイント
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Googleはユーザーが検索したキーワード(悩み)に対して、正解となる高品質なページを上位表示できるように日々アップデートを重ねています。
以前までは検索結果が記事コンテンツだけの表示でしたが、今日ではTwitterやYouTube、マップなどさまざまな情報が表示される仕様となっていることに気づいている人もいるかもしれません。
この検索結果に、自社サイトのコンテンツを上位表示させるため、さまざまなSEO対策を講じているかと思いますがこの検索結果を表示するページを「SERPS(サープス)」と言います。
SERPSの概念を知ることによって、どのようなコンテンツが上位表示されるのかの理解が深まり、考案できる施策の幅が広がるので、自社メディアへの流入を増やす手助けにもなります。
そこで今回は、SERPSの概要やコンテンツを上位表示させるための施策についてご紹介しますので、SERPSの概念を知らなかったというWEB担当者の人は必見です。
この記事の目次
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SERPS(サープス)とは?検索結果ページのこと
SERPS(サープス)とは「Search Engine Result Pages」の頭文字からできた言葉であり、検索結果ページのことを指します。SERPと言われることもあります。
SERPSに表示されるコンテンツはもともと、広告枠以外の画面に表示されるオーガニック検索での検索結果のみであり、ユーザーの検索意図(インテント)に添った記事タイトルとmeta description(メタディスクリプション)の内容だけでした。
その後、2002年にGoogleが「Google Adwords」のリリースを発表。検索結果には広告枠も追加され、オーガニック検索とテキスト広告が表示されるようになりました。
このSERPSの上位に検索結果が表示されることによって、ユーザーにコンテンツがクリックされる確率も高くなります。そのための施策がSEO対策なのです。
SERPSで表示される検索結果3選
今日では検索エンジンの進化によって、SERPSにさまざまな情報が表示されるようになりました。
そのため、検索手法が追加されていくなかで都度上位表示させるための対策を考えることがWEB担当者には求められます。
特に、Chromeの検索結果の表示方法が、よりユーザビリティが意識されたものに進化しています。以下で代表的な3つの検索手法についてご紹介します。
バーティカル検索
バーティカル検索とは検索窓の下にある「ショッピング」や「画像」などのタブを指します。
バーティカル検索の順序は検索キーワードによって異なり、上記画像のように「掃除機」というキーワードで検索した場合は「すべて」の隣に「ショッピング」が来ています。
Googleは、掃除機というキーワードを検索しているユーザーが掃除機の使い方などの情報よりも、掃除機を購入しようとしているユーザーが多いと判断し、検索結果を表示していることがわかります。
一方、検索窓に「SEO」と入力した場合は「すべて」の隣が「ニュース」になることが確認できると思います。
こちらに関してもユーザーがSEOとは何か?という情報よりも、SEOに関する最新情報などに関心が高いと判断して検索結果を表示していることがわかります。
このようなバーティカル検索の仕様から、ユーザーの求める情報・ニーズに最適な内容をGoogleが自動的に検出し表示していると考えられます。
ユニバーサル検索
ユニバーサル検索とは、WEBページ以外のコンテンツを検索結果に表示する機能を指します。
検索結果には画像や動画、ローカル情報やマップなど多岐に渡ります。バーティカル検索とは違い、検索結果ページにさまざまな情報が同時に掲載されている点が特徴です。
ユーザーが自身の検索意図にあった内容を選択するバーティカル検索を利用するよりも、検索結果ページにキーワードに関連する情報を一度に掲載した方がユーザービリティが高いと考え、ユニバーサル検索が導入されたと言えます。
実際に、クリック数もバーティカル検索の方がタブ選択の分増えてしまうのに対し、ユニバーサル検索では、入力されたキーワードに対しての情報が羅列されます。
そのため、検索意図に沿った情報にスムーズにアクセスできます。
パーソナライズド検索
パーソナライズド検索は2009年12月から反映された、ユーザーの検索行動から学習し、WEBページに最適な情報を表示する機能を指します。
例えば、以下のような検索結果の例が挙げられます。
- 現在地近くのコンビニを検索したい時に「コンビニ」と検索するだけで周辺のコンビニ情報が検索結果に表示される
- 過去の検索行動からクリックしたコンテンツの情報に似たコンテンツの表示
- 何度もアクセスしているサイトのコンテンツが上位表示される
このようにユーザーの属性に合わせた検索結果がカスタマイズされて表示されます。
自社サイトの分析において、パーソナライズド検索の機能がオンになっていると、正確な分析結果が得られないことがありますので、シークレットモードにするなどの対策をすることが必要です。
SERPSに表示される4要素
検索エンジンの進化によって追加された検索手法についてご紹介しましたが、さらに細かく見ていくとSERPSにさまざまな変化が見られます。
SERPSの変化は数多くありますが、ここではWEB担当者が押さえるべき4要素について見ていきましょう。
もちろん既存の変化に加えて今後も新たな検索機能の追加などが考えられますので、常に最新の情報をチェックすることが重要です。
ナレッジグラフ・ナレッジパネル
ナレッジグラフとナレッジパネルについて、両者は非常によく似ていますが、主に人物や店舗名、物の名前で検索した時に右側に表示される抜粋を指します。(上記画像はナレッジグラフ)
ナレッジグラフは検索キーワードに関連する、wikipediaをはじめとしたデータベースやGoogleにインデックスされたデータから抜粋した情報を掲載します。
一方ナレッジパネルはGoogle My Businessに登録したビジネスに関する基本情報及びGoogleマップからの情報を引用して表示するため、企業や店舗などの情報が掲載されることが多いです。
アンサーボックス
アンサーボックスは検索キーワードに対しての回答をSERPSに表示します。
SERPSの一番上に表示されるため、掲載されればそのキーワードで検索してきたユーザーの流入が見込めます。
また、掲載ページをクリックすると、記事コンテンツ内に記載のある箇所にジャンプしますので記事コンテンツ内で該当の箇所を探す手間が省ける、ユーザビリティの高い仕様と言えるでしょう。
リッチスニペット
リッチスニペットは、上記赤枠の中にあるレビュー評価や価格帯などの表示を指します。
レストランやホテルなど、コンテンツをクリックする前におおよその評価がわかるので、ユーザーのスピーディな選定に役立ちます。
リッチスニペットを表示させるには構造化マークアップを行う必要があります。
構造化マークアップを行う方法は「構造化データを直接マークアップ」もしくはGoogleが提供している「構造化データマークアップ支援ツール」を用いる2つがあります。
ローカルパック
ローカルパックは、地域に関連した情報をキーワードとして入力すると、そのキーワードの場所がGoogleマップと共に表示される仕様を指します。
上記のように「新橋 居酒屋」と検索しただけで場所が表示されるので、ローカルパックの表示はリアルでの集客に役立ちます。
ここに表示される情報は「検索した人の距離」「インターネット常にある情報の豊富さ」「キーワードとの関連性」から判断されると言われています。
そのため、Google My Businessをはじめとした登録、店舗集客のための宣伝を行って認知度をあげる施策が必要となります。
SERPSにコンテンツが表示されるまで
WEB上にはさまざまなコンテンツがありますが、コンテンツがどのようにSERPSに表示されるのかの流れを見ていきましょう。
今回は記事コンテンツに関する表示や順位付けについて重点的にご紹介します。
クローラーによるクローリング
コンテンツの公開後、すぐにSERPSに自社サイトのコンテンツが反映されるわけではなく、Googleのクローラー(コンテンツを収集するための自動化プログラム)の巡回後に反映されるしくみとなっています。
クローラーによる巡回のしやすさを「クローラビリティ」と呼びます。
クローラビリティを向上させることによって、新規記事や評価してもらいたい記事がクローラーに発見されやすくなります。そのため、SEOの効果が期待できます。
クローラーを適切に巡回させ、SERPSに反映させやすくするには、以下の方法が挙げられます。
- インデックスのリクエスト
- Search Consoleにサイトマップを送信
- カテゴリ構造をシンプルなものにする
- 適切な内部リンクを設置する
- パンくずリストの最適化
インデックスされた情報をデータベースに保存
クローラーの巡回が終わると、サイトや記事内に使われているテキストや画像、動画などのデータを最適化した形でGoogleが保有するデータベースに保存します。
この保存する作業をインデックスと呼び、Googleの場合は200以上あると言われているアルゴリズムを通して保存しやすい形へと変換作業が行われます。
投稿したコンテンツが正しく反映されているかどうかは、
- Search ConsoleにてURLを検索窓に入れて確認
- 「site:該当のURL」を検索窓に入力
の手法を用いて確認することができます。
ランキング(順位の決定)
インデックスされたコンテンツをどのように順位付けするかの作業がこの段階で行われます。
どの位置に表示させるかはGoogleのアルゴリズムによって決定され、上位にきている記事ほど検索したキーワードの関連性が高く、情報を網羅していると判断されます。
分析の際には他社メディアのコンテンツにあって自社メディアのコンテンツにないものを判断し、コンテンツを追加していくことをおすすめします。
2021年以降のSERPS対策
GoogleはSERPSにユーザーが求めている情報を的確に表示させるため、日々アップデートを繰り返しており、今後もさらに検索結果が豊富になっていくことが予想されます。
一方、これは裏を返すとオーガニック検索による流入数の減少を意味します。
実際に、マーケティングツールのSparkToroから得られた結果として、モバイルユーザーのオーガニック検索によるCTR(クリック率)が減少し、Googleの検索エンジンを除くサードパーティ製のプラットフォームからの流入(ゼロクリックサーチと呼ばれる)が年々増加しています。
出典:Less than Half of Google Searches Now Result in a Click | SparkToro
この結果から、Googleの検索エンジンに対してのみのSEO対策だけでは不十分であると言えるでしょう。
例えば、最近の検索エンジンにはTwitterの投稿やYouTubeの動画、Yahoo!ニュースなどの最新情報がフィードとして表示されるようにもなってきています。
そのため、Googleの検索エンジン以外にもSEO対策を行うことで検索結果に各種投稿が表示される可能性を高められます。
また、画像検索や音声検索などへの対策も見逃せないでしょう。
Googleは画像中のテキストも難しいフォントでなければOCR(光学式文字認識)という技術を用いて読み取ることができ、音声認識に関しても5Gの台頭や、視力が弱い人のための検索手法として今後はメジャーとなることが想定されます。
さらに「FAQ」と「How-to」のマークアップ方法にも注目すべきと言えるでしょう。
FAQは「よくある質問」のようにアコーディオンのように質問と回答が表示される仕様であり、How-toはフィード投稿のような形で、方法や手順などを画像付きで解説する表示を指します。
このように、タイトルや構成など基本的なSEOの概念は押さえながらも、従来にはSERPSに表示の無かった内容にも目を向け、コンテンツ全体として改善していくことが重要になります。
SERPSに上位表示されるコンテンツとは
SERPSに上位表示されるコンテンツとは、検索キーワードのインテントに沿った、ユーザーの悩みに答えて価値ある情報が提供できるコンテンツであり、この基準は以前と変わりありません。
逆に質の低い低品質な記事コンテンツは、そのままではいつまで経っても上位表示されないということが言えます。
実際にGoogleはそのような価値のないコンテンツとはどのようなものかを以下のように定義しています。
・自動生成されたコンテンツ
・内容の薄いアフィリエイト ページ
・他のソースからのコンテンツ(例: 無断複製されたコンテンツ、低品質のゲストブログ記事)
・誘導ページ
出典:手動による対策レポート – Search Console ヘルプ
高品質なコンテンツを作るにあたって、SEOのテクニックにはさまざまなものがありますが、迷った時はGoogleの「ウェブマスター向け公式ブログ」を見直してみることをおすすめします。
株式会社UP SPICEのコンテンツ制作支援
SERPSの概念についてご紹介してきましたが、高品質なコンテンツが上位表示されることはわかっていても、具体的にどのようなコンテンツ制作をすればSERPSに上位表示されるのか、ノウハウがない場合もあると思います。
もし自社コンテンツ制作に少しでもお悩みがある場合は、ぜひ株式会社UP SPICEにご相談ください。
UP SPICEでは、これまでさまざまな業界の企業様に向けてコンテンツ制作のサポートをご提供させていただきました。
弊社のコンテンツ制作支援の評価が高い理由について簡単にご紹介していきます。
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弊社はさまざまな企業様のコンテンツ制作におけるサポート実績があり、WEBマーケティング全般について最新情報を入手できる環境を整備しています。
そのため、生きた情報を反映させながらSERPSへの表示を可能にするコンテンツ制作に強みがあります。企画から納品まで一貫したサポートを展開、そしてその後の運用までお任せいただけます。
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まとめ
これまで、SERPSの概要や要素、ランキングの流れや今後の対策などについてご紹介してきました。以下が今回のまとめになります。
- SERPSは検索結果ページのことであり、さまざまな検索手法や要素がSERPSに表示される。
- 今後のSEOはGoogleの検索エンジン以外にも対策していく必要がある。
- 価値があり、高品質なコンテンツが上位表示されることに変わりはない。もし、具体的なコンテンツ制作の方法がわからない、相談したい場合は株式会社UP SPICEへ。
コンテンツ制作に関するご質問は随時承っておりますので、ぜひ以下のフォームに必要事項をご入力いただき、お気軽にお問い合わせください。
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