【徹底解説】コンテンツSEOで検索上位を実現!対策手順と成功ポイント公開
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「せっかく記事コンテンツを書いているのに、なかなか集客につながっていない」このような悩みがあるのならば、コンテンツのSEO効果が低いことに原因があるかもしれません。
コンテンツSEOでコンテンツの評価を高めることができれば、検索エンジンからの流入を大きく伸ばすことが可能です。そのためには、ポイントを押さえて正しいプロセスでコンテンツSEOに取り組みましょう。
本記事ではコンテンツSEOを成功させるポイントや、記事の書き方、コンテンツ公開後のプロセスまでを解説します。コンテンツ制作担当者やライターは必見です。
コンテンツSEOとは?重視する理由
最初に、普段何気なく使っている「SEO」という言葉の意味について今一度確認しておきましょう。
SEO(Search Engine Optimization)とは日本語訳では「検索エンジン最適化」と言います。GoogleやYahoo!などを使用して検索したときに上位に表示されることを目的とした施策全般のことを指します。自社のオウンドメディアやサイトなどをSEO対策する際には、具体的に以下の3つの施策を行います。
- 外部対策:外部のサイトでの被リンク
- 内部対策:自社サイト内のコーディングや内部リンクなど
- コンテンツSEO
この3つのうちコンテンツSEOが最も重要度が高いと言われています。その背景には、検索エンジンの精度が高くなったことがあります。
従来は、キーワードの羅列や膨大な内部リンクなど、小手先のSEOテクニックのみで上位表示が実現していました。しかし、それではユーザーが本当に求めている情報がユーザー本人に届かないという事態になってしまったのです。
そこで検索エンジンは評価基準の精度を上げ、良質なコンテンツを精査してユーザーに届けるようになりました。つまり、検索エンジンで上位表示されるためには、まずはコンテンツSEOを深く理解することが必要なのです。
それではコンテンツSEOとは具体的にどのようなものなのかというと、検索エンジンから高い評価を得るために良質な記事コンテンツを発信することです。コンテンツの質は「ユーザーの検索ニーズを満たす内容かどうか」「専門性・独自性があるか」などの観点から多角的に評価されます。
良質なコンテンツを提供し続けることでWEBサイト自体の評価も高くなり、ユーザーが検索した際の検索結果で1ページ目など上位に表示されるようになります。上位に表示されることでより多くの集客を見込めるようになり、自社の製品・サービスを知ってもらったり、「買いたい」「使ってみたい」と思ってもらったりメディアの本来の目的、コンバージョンにつなげられるのです。
コンテンツSEOの効果・メリット5つ
コンテンツSEO施策を実行することによってGoogle検索などで上位表示を実現することができますが、それによってどのような効果を得ることができるのでしょうか。コンテンツSEO施策を始める前に、コンテンツSEOのメリットを確認しましょう。
潜在顧客と接点が持てる
WEBの記事コンテンツは、本や新聞などと違って簡単にアクセスでき読むハードルが低いため、ユーザーは気になるキーワードがあれば気軽に検索してWEBサイトに訪問することができます。検索順位で上位にコンテンツがあることで、初めて自社WEBサイトに訪れるユーザーも少なくありません。
つまりコンテンツSEO施策を強化していれば、自身の悩みや課題を解決するためにキーワード検索をして自社メディアにたどり着いた多くの潜在顧客とも接点をもつことができます。
さらにコンテンツ内で有益な情報を提供できていれば、もともと購入の意思がなかったユーザーに対しても次のアクションにつなげることができるのです。このように、良質なコンテンツはリードナーチャリング(見込み客育成)にも効果を発揮します。
ファンを増やせる
良質なコンテンツを提供し続けることで「このWEBサイトだから読みにきた」というユーザーが増え、ブランドや製品・サービスに対してのエンゲージメント(思い入れ)が上がります。コンテンツSEOにより自社メディアが業界や専門分野で地位を確立できれば、それだけファンを増やすことができ売上向上やブランディングにもつなげることができるのです。
またWEBコンテンツは共有しやすいという特徴をもっているため、有益な情報は、ファンである読者たちがSNSなどで拡散してくれることもあります。そうすることで新たな見込み客の獲得にもつながり、新規開拓のとっかかりにすることも可能になります。
メディアが資産化する
コンテンツSEOを成功させるためには、コンテンツの分析や定期的なリライトが欠かせません。コンテンツのメンテナンスやブラッシュアップをしていくことで、一つひとつのコンテンツの質がさらに高くなります。
良質な記事コンテンツが多くストックされていると、検索エンジンからの信頼を得て、サイトのドメインパワーが強化されます。
メディアが資産となれば自然と流入も増え、資料請求やお問い合わせなどのコンバージョン率も高くなり、売上が向上して会社の成長にもつながるでしょう。
コンテンツSEO施策には即効性はなく、資産化するために評価される記事コンテンツを作り続けることは非常に労力がかかることですが、長期的に見ると資産化されたコンテンツによって大きなメリットを得られるようになります。
スモールスタートで始められる
コンテンツSEOは、低予算でミニマムに始めることができます。
自社コーポレートサイトに、コンテンツを公開するブログを設置すれば、開発なくスタートすることができます。
また、簡単にWEBサイトを構築できるWordPressなどのCMSを使う方法もあります。月々数千円程度のサーバー費用の負担です。
自社内にライターやマーケターのリソースがあればよりスムーズに運用していくことが可能でしょう。
「効率的にコンテンツSEOをしたい」「なるべく早く成果を出したい」という場合は、立ち上げ期だけでも専門会社などの外部リソースを活用し、ノウハウを得てから内製化を目指すやり方もあります。
コストを抑えて集客できる
コンテンツSEOはコストを抑えることができるというメリットもあります。
WEB広告やテレアポ、セミナーや展示会などの集客施策は一度きりの掛け捨てになってしまうことが多々ありますが、コンテンツSEOはメディアを資産化することができるので長期的に見ると費用対効果が高いと言えます。
コンテンツSEOで押さえるべき成功ポイント3つ
コンテンツSEOを実行するにあたって、押さえておきたい成功ポイントがいくつかあります。コンテンツSEOの成功のためには、以下の3つのポイントを理解してから戦略的に施策を立案していきましょう。
【キーワード選定】成果が出るかどうかの決め手
キーワードとは、何かを知りたいと思っているユーザーが検索エンジンで検索するために打ち込む言葉のことです。例えば、おいしいレストランを調べたいときには「レストラン ○○(場所名) 人気」といったキーワードで検索します。
ユーザーがどのようなキーワードで検索すると自社メディアに流入してくるかを考えて、キーワードの選定をしましょう。
キーワード選定はコンテンツSEOの土台ともいえる重要なフェーズです。キーワードを基にしてコンテンツのタイトルや内容も考えるので、見誤らないよう注意しなければいけません。キーワード選定を誤ってしまうとターゲットとしているユーザーの流入が見込めなかったり、PV数は増えてもコンバージョンにつながらなかったりという事態にもなりかねません。キーワードを「なんとなく」「良さそうだから」で闇雲に選定してしまったがために、記事を公開してもなかなか効果が出ないメディアの実例は多々見受けられます。
キーワードは検索ボリュームによって3種類に大きく分けられます。
- ビッグキーワード:検索ボリュームが多いキーワード(例「東京」「観光」「イタリアン」など)
- ミドルキーワード:ビッグとスモールの中間
- スモールキーワード:月間1,000以下ほど検索ボリュームの少ないキーワードやニッチなキーワード(例「東京 ホテル 夜景」など)
ビッグキーワードは競合コンテンツが強いため、なかなか上位表示を実現することが難しいと言えます。またユーザーの検索意図(インテント)も多様なのでコンバージョンにつながらないことも少なくありません。
一方のミドルキーワードやスモールキーワードは、検索される回数は少ないものの競合が少ないため上位表示をしやすいという特徴があります。さらに、ユーザーの「知りたい」「買いたい」などのインテントがはっきりしている場合が多くコンバージョンにつながりやすいです。
コンテンツSEOを始める場合には、まずはスモールキーワードやミドルキーワードでの上位表示を狙ってメディアの価値を高めていきましょう。
検索ボリュームが小さく(1000以下)、競合他社が対策をしていないキーワードが特に狙い目です。
【有益なコンテンツ】検索ニーズを満たす
コンテンツが「ユーザーにとって有益か」という基準も、上位表示できるかどうかを左右するポイントです。有益な情報が発信されていなければユーザーは「読む価値がない」と判断してしまい、検索エンジンの評価も下がってしまうという結果になってしまいます。
コンテンツ制作をしていると、ついつい「こんな情報を発信したい」「これを知ってほしい」と制作者目線で提供したい内容を考えてしまいがちです。しかし、これでは本当に読者目線での検索ニーズを満たしているかは疑問が残ってしまいます。
ユーザーがどのような情報を検索しているのかを徹底的に理解し、本当に求めている内容のコンテンツを忠実に作成する姿勢を心がけるようにしましょう。
【Googleからの評価】ユーザーファースト
コンテンツSEO施策を成功させるためには、ユーザーからの評価だけでなく検索エンジンからの評価も意識しなければいけません。Googleなどの検索エンジンは各WEBサイトやWEBコンテンツに「クローラー」と呼ばれるプログラムを派遣して情報を読み取っています。このクローラーが持ち帰ったデータを基に、独自の基準に当てはめて評価をします。
Google クローラの概要 Overview of Google crawlers (user agents)
日本の検索エンジンのシェアは、PC・スマホともにGoogleが断トツとなっています。※そのため、ここからは検索エンジンで多用されているGoogleにフォーカスして解説していきます。
※出典元:Desktop Search Engine Market Share Japan | StatCounter Global Stats
Googleからの高評価のポイントもまた、ユーザーにとって有益かどうかという点です。
「Googleが掲げる10の事実」でも、1つ目の項目に「Google は、当初からユーザーの利便性を第一に考えています。」という記載があります。そのため、キーワードを極端に詰め込んで内容の薄いコンテンツや、文字数を稼ぐために不要なテキストが多いコンテンツはGoogleの評価基準を満たさないのです。
Googleがコンテンツを評価する基準として「E-A-T」という、非常に重要視している三本柱があります。一つひとつ解説していきます。
E(Expertise)=専門性
メディアやコンテンツが何かに特化している/運営会社やコンテンツ制作者がそのテーマに関して精通している
A(Authoritativeness)=権威性
専門性のあるコンテンツ制作者から発信されているかどうか(例:政府、医療機関、専門会社、プロなど)
T(Trustworthiness)=信頼性
コンテンツの内容に信ぴょう性があるかどうか/コンテンツの制作者は信頼できる人物・会社かどうか
Googleは「E-A-T」を満たしているコンテンツはユーザーにとっても有益なコンテンツだと判断し、高品質なコンテンツだと評価します。これはGoogleが掲げる「ユーザーファースト」に則っています。
ほかにも、他サイトからのコピペや語尾を「です」から「である」に変えただけのコピーコンテンツ・重複コンテンツもGoogleでは価値の低いコンテンツと判断されます。理由は、検索結果に同じコンテンツがいくつも出てしまうとユーザーの検索ニーズを満たすことができないからです。毎回オリジナルのコンテンツを作るのは大変なのでコピペをしたくなるかもしれませんが、コピーコンテンツは悪質だと判断される可能性が高いためやめましょう。
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CopyContentDetector
Googleの評価基準アルゴリズムは定期的にアップデートされていますが、大きな軸である「ユーザーファースト」は変わらないので、コンテンツ作成の際には意識するようにしてください。
SEO対策の手順、記事の書き方
コンテンツSEOのメリットや成功ポイントを理解できたところで、ここからはコンテンツSEOの手順を確認していきます。先述のSEOのポイントを意識し、実際の記事執筆に落とし込んでいきましょう。
ペルソナ設計
コンテンツ制作を始める前に、記事のターゲットとなるユーザー層を定めましょう。このとき、より具体的なユーザー像である「ペルソナ」を設計することをおすすめします。
ペルソナは性別・居住地・年齢・職業などのほか、家族構成や働いている部署、趣味や将来の夢まで細かく設計しましょう。「この記事を読む人はどんな検索意図でこの記事にたどり着き、どんなことを望んでいるのか」と具体的に考えることができれば、その後のコンテンツ制作のプロセスもスムーズにいきます。
記事を書くときはパソコンに向かうのではなく、画面の向こう側にいるリアルな読み手を意識することで、ターゲットの心に響くコンテンツを作ることができます。
キーワード選定
次のフェーズはキーワード選定です。ここで選定したキーワードを軸にしてコンテンツを設計していくため、キーワードを誤ってしまうと的外れなコンテンツになってしまいます。
キーワードは、メインキーワードとサブキーワード、そして共起語を選定していきましょう。それでは、一つひとつ解説します。
メインキーワード
そのコンテンツの軸となるキーワードです。先ほど設計したペルソナの情報を基にして、ペルソナがどのようなキーワードを中心にして検索するかを考えましょう。
例えば肌悩みを抱えている女性がペルソナだとしたら、検索するのは「美容液」といったキーワードになります。ペルソナのニーズを抽出して、それに沿ったキーワードを選定することがポイントです。
サブキーワード
メインキーワードとともに検索されるサブキーワードも選定しましょう。先ほどの例でいうと「美容液 保湿 30代」というように、メインキーワードに付け足して検索する単語のことです。一般的なインターネットユーザーは単一キーワードよりも2語以上を複合したキーワードで検索する傾向が強いため、サブキーワードをコンテンツ内に盛り込むことで検索ニーズを満たすことができます。
例えば、競合メディアでメインキーワードとともに頻出している単語の「共起語」、ユーザーが検索エンジンでメインキーワードとともに検索している「関連キーワード」、検索窓にメインキーワードを入力した際に表示される「サジェストキーワード」などから探しましょう。
サブキーワードは、Googleのキーワードプランナーや共起語・関連語調査ツールなどを活用すると自動的に抽出できて効率的です。ツールを使って抽出すると膨大な量のキーワードが出てくることがありますが、キーワードの検索ボリュームや自社コンテンツとの親和性などを加味して精査していきましょう。
また同じテーマでの上位表示を狙う競合メディアの分析も効果的。必ず調査することをおすすめします。競合がどのようなキーワードを頻出させているのかを把握し、対策されていないキーワードの有無、勝てそうなキーワードなどを見つけることで、自社のコンテンツ設計の方針も具体的に定まります。
タイトル作成
ここまでのプロセスで設計してきた検索意図やキーワードを基にしてタイトルを作成していきます。タイトル次第ではユーザーがコンテンツをクリックしないこともあるため、検索のインテントに応えるようなタイトルでなければいけません。ユーザーのカスタマージャーニーを思い浮かべ、どのプロセス、どのフェーズに向けた記事なのかを意識するとタイトルが付けやすくなります。
タイトルは検索エンジンがコンテンツの内容を判断する基準でもあるため、タイトルと中身に相違があればペナルティを受ける可能性もあるので注意してください。
タイトルには狙いたいキーワードを必ず含めるようにしてください。Googleのアルゴリズムではタイトルにキーワードが入っていなくても検索上位になることができますが、ユーザーの流入を増やすにはキーワードを必ず入れておいたほうがベターです。しかし、タイトルにキーワードを詰め込みすぎるとかえって混乱を招きかねないので要注意。
また、タイトルの文字数は32文字を目安にします。32文字を超えてしまうと、検索結果の一覧表示の際に後半が表示されなくなってしまいます。Googleの仕様変更でタイトルの文字数も変更になる可能性もありますが、なるべく32文字以内におさめることを意識するとベターです。
構成作成
ひとつの記事コンテンツは、基本的に3つのパートに大きく分けられます。
- トップ:ユーザーの興味をひきつけ、記事を読むフックとなるリード文
- ボディ:記事の内容となる本文
- ボトム:記事のまとめや、コンバージョンにつながるCTA
記事構成(プロット)作成のプロセスでは「ボディ」にあたる部分の構成を考えます。「見出し」を効果的に使い、どのような流れの記事を書くかを決めていきます。
構成を考えるときには、記事の着地点を決めておきましょう。ゴールが見えていると、記事全体の流れや盛り込まなければいけない内容がわかりやすくなります。
ちなみに「見出し」とはその段落や章に書かれている内容を端的に表現したもので、パートごとのキャッチコピーや表題のようなものです。見出しに「h」タグを使用し、種類は3つあります。
- 大見出し(h1タグ):コンテンツ全体のテーマや記事タイトル
- 中見出し(h2タグ):章の目次
- 小見出し(h3タグ):中見出しから派生した細かな内容
【例】
大見出し:子連れ旅行の注意点や楽しむポイント
中見出し:子連れ旅行におすすめの移動手段
小見出し:車
小見出し:新幹線、電車
小見出し:飛行機
中見出し:子連れ旅行のマストアイテム
小見出し:おむつ
小見出し:ミルクや離乳食
小見出し:お気に入りのおもちゃや絵本
できるだけ見出しにキーワードを含めることで、見出しを見ただけでそのパートに書かれている内容を理解できるように心がけてください。
記事の執筆
構成が完了したら、いよいよ本文の執筆です。記事を書き慣れていない人は書き方について悩んでしまうかもしれませんが、最初に設定したペルソナに語りかけるように書くことで読みやすい文章になります。
「どのくらいの量を書いたらいいのだろうか」と悩む人もいるかもしれませんが、本文の文字数はSEOには関係ないとも言われています。ただし、ユーザーにとって必要な情報を網羅した記事は必然的に文字数も多くなるでしょう。さらに、キーワードや検索ボリュームによっても必要となる情報が異なるため、コンテンツの内容によって文字数も変動します。
それでも「具体的な文字数の基準を知りたい」という場合は、狙っているキーワードで現在上位にある競合コンテンツの文字数を分析してみてください。上位コンテンツの平均文字数を割り出して参考にすることができます。
本文には、関連語や共起語などのサブキーワードを適切に配置しながら執筆しましょう。
ただしキーワードを盛り込みすぎると文章が不自然になってしまうので注意してください。一ヵ所にキーワードを集中させてしまうのも避けましょう。検索エンジンは「コンテンツ全体がキーワードに関連していない」と判断してしまうため、全体にまんべんなく盛り込むようにします。
また、誰かに読んでもらう文章を書くうえで基本的なことですが、わかりやすい文章で誤字・脱字には気を付けましょう。特にWEBコンテンツは本や新聞よりも読むハードルが低いので、ユーザーはサラッと読めるコンテンツを好む傾向にあります。
スマホで読むユーザーも多いため、一文が長くなってしまったり改行が少なかったりすると読みにくい印象を与えかねません。離脱に繋がります。
記事コンテンツに箇条書きやグラフ、表やインフォグラフィックスなどを差し込むことで情報が整理され、ユーザーの利便性につながります。
「自分ならどんな記事なら読みやすいか」を考えて工夫してみましょう。
コンバージョンにつなげる
コンテンツのボトムパートでは、記事を読み終えたユーザーにどのような行動を取ってほしいのか?を提案します。ここでうまく誘導することができれば、コンテンツの最終的な目標である「コンバージョン」につなげることができます。
コンバージョンはコンテンツの内容やユーザーの検索ニーズによって異なりますが、いくつか例としてご紹介します。
- 資料請求
- お問い合わせ
- メルマガ登録
- SNSでの拡散
- セミナー参加予約
- アポイント
- 購入
これらのコンバージョンにつなげるために、記事の最後にコンバージョンポイントとなる「CTA」(Call To Action)を設置すると効果的。CTAとは日本語訳で「行動喚起」とも言い、ユーザーに行動を呼びかける工夫のことです。
CTAには主に3つの方法があります。
- ボタン:ボタンのような画像をクリックすると、フォームの入力画面などに遷移する
- バナー:旗のような画像で、クリックすると他ページやフォームなどに遷移する
- テキストリンク:「お問い合わせはこちら」などのテキストに遷移先のURLをリンクしている
ユーザーがアクションを起こしやすいCTAを配置することでコンバージョン率もアップするので、そのコンテンツを訪れたユーザーに最適なCTAを設計してみましょう。
コンテンツSEOは公開後も大事!
ここまで相当な労力をかけて完成させたコンテンツ。公開して「やっと終わった!」と一息つきたいところですが、実は記事コンテンツは「公開したら終わり」ではありません。公開しただけでは検索結果で上位になれるわけではないからです。
コンテンツSEOで上位表示を実現するためには、公開後のプロセスも重要なのです。
定期的にKPIを測定
公開した記事がどのような結果になっているのか、定期的に効果測定しましょう。コンテンツSEOで狙いたいのは「検索結果で上位表示」なので、キーワードで検索して自社のコンテンツがどの順位にあるのか分析します。
ただし、一つひとつのキーワードを打ち込んで検索結果ページをチェックしていくのは大変な作業。そこで検索順位チェックツールを活用しましょう。ツールを使うことで現在の順位だけでなく、過去の順位の変動なども確認することができます。
ほかにも、コンテンツSEOで確認すべき指標はいくつかあります。
- PV数:そのページがどのくらい見られているか
- オーガニック検索(自然検索)流入数:検索エンジンでの検索でどのくらいの流入があったか
- 流入キーワード数:そのページに流入してきたユーザーがどんなキーワードで検索してたどり着いたのか
これらの数値を測定には、GoogleアナリティクスやGoogleサーチコンソールなどを使うことがおすすめです。
検索順位などのKPIを定期的に測定すると「なかなか順位が上がってきていない」「狙っていたキーワードでの流入が少ない」などの課題を見つけることができます。課題が見つかれば、次項で紹介するリライトなどの改善策を講じやすくなります。
必要に応じてリライトをする
コンテンツのSEO効果を高めるために、リライト(書き直し)をすることもあります。効果測定で目標値と実際の数値がかけ離れていれば、コンテンツをリライトしてブラッシュアップすることが必要だからです。
時代や流行によってユーザーニーズが変動することもあるので、そのときに合わせてコンテンツ内容を書き換えたり書き足したりし、ユーザーにとって有益な情報を発信し続けましょう。
また、コンテンツ内で紹介している製品が価格変更やアップデートなどで製品情報が変更になることもあります。法律改定があると、コンテンツの内容が正しくなくなることも起こりえます。その都度コンテンツの内容を確認・更新するようにして、正しい情報を発信していきましょう。
次のコンテンツ制作にも活かす
コンテンツSEOのノウハウは、次のコンテンツ制作にも活かしていきましょう。良質な記事を提供し続けることが、自社メディア全体の高評価にもつながります。コンテンツSEOを成功させてオウンドメディアや自社ブログの成長させるためには、継続性が何より大切です。とは言え、いつも良質なコンテンツばかり書くことは難しく、ネタ切れに悩まされる担当者も少なくありません。ネタ切れに悩んだときには、コンテンツの方向性を少し変えてみることもおすすめです。
- 実際に自社製品を使っているお客様へのインタビュー記事
- 活用事例の特集
- 関連するデータ集
- 「上中下」や「初心者編・中級者編・上級者編」などの連載記事
ほかにも、競合メディアのコンテンツをチェックしたり、最新の情報にアンテナを張ったりして、ネタ切れに悩まされないようコンテンツ制作を続けていきましょう。
企画構成シートを使えばSEO対策はばっちり!
コンテンツSEOには多くの作業工程があり、扱うデータや情報の量も膨大です。それゆえ一つのコンテンツ制作に時間がかかってしまっては、コンテンツの更新が停滞してしまう可能性もあります。
このようなコンテンツ制作時の悩みを解消するのが、弊社、株式会社UP SPICEが提供しているオリジナルの「企画構成シート」です。
企画構成シートとは
企画構成シートとは、コンテンツ制作における重要なプロセスを網羅しているテンプレートです。企画構成シートを使うことで下記の5つのプロセスを踏む仕様になっており、スムーズな記事制作をサポートします。
- 対策キーワードの選定
- 競合コンテンツの分析
- コンテンツのテーマとなる素材を抽出
- タイトル作成
- 構成作成
コンテンツSEO初心者でも取り組みやすいよう、全ての工程シートにポイントとなるアドバイスが記載されています。
1コンテンツにつき1シートを使って蓄積していくことで、できあがったコンテンツとともに、コンテンツSEOのノウハウも蓄積されていくでしょう。
活用事例
企画構成シートは、担当者がコンテンツを制作するシーン以外にも活用することができます。
1.外部ライターへの外注シーン
自社内にライティングリソースがない場合、外部ライターにコンテンツ制作を外注している場合もあります。そのような企業にも企画構成シートがおすすめです。ライターによってSEOスキルやライティングスキルが異なるため、希望しているクオリティの記事が納品されないこともあります。
しかし、企画構成シートでコンテンツの内容を可視化して共有することができれば、コンセプトや認識のズレを解消することができます。また、SEO的な要素も抜け漏れなくカバーできます。
2.リライトシーン
なかなかコンテンツSEOの成果が出ない場合、もともとの設計が間違っている場合もあります。しかし情報が蓄積されていなければ、もともとどのような検索ニーズに対して書いたものなのかを判断することができません。
企画構成シートは1コンテンツに1シートを使用するため「このコンテンツはどのような設計で書いたのか」という制作意図を振り返ることができます。制作当初の設計を理解することができれば、どんなリライトが必要なのか判断できるでしょう。
このように、企画構成シートはコンテンツ制作のさまざまなシーンで活用することができます。簡易版の「企画構成シート」をただいま無料で提供しております。ダウンロードは下記から可能なので、コンテンツ制作で課題を抱えている方はぜひ活用してみてください。
コンテンツSEOに強いコンテンツ制作はUP SPICE
株式会社UP SPICEでは、企画構成シートの提供だけでなく記事制作の代行も行っています。コンテンツの設計から執筆までの制作に関わる全プロセスを代行できるので、自社リソースを割かずにクオリティの高いコンテンツ制作を実現できます。
弊社にはSEOについての高い専門知識をもつライターが所属しており、多数のクライアントメディアでコンテンツSEOの実績があります。
- 自社内でのコンテンツSEOに限界を感じる
- 継続的なコンテンツ制作が負担になっている
- 即効性のあるコンテンツを作ってほしい
など、コンテンツ制作について課題を抱えている方はぜひ一度ご相談ください。お電話でもメールでも受け付けております!
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